吹き出物やかさつきなどでお肌が荒れているときは、できるだけ肌に負担をかけずに過ごし、清潔さとうるおいを保つことが大切。ですので、基本的にはメイクを控えていただき、洗顔と保湿、紫外線対策を徹底するのが理想です。
しかし、接客業をしていたり、人前に出ることがあったりする場合は、メイクをせずにいるというわけにはいきませんよね。
肌荒れしている時は、いつも通りのメイクをしてしまうとお肌への負担になってしまい、逆に肌荒れを悪化させてしまい兼ねさせません。特に、お顔の肌全体に化粧品をのせるベースメイクは今まで通りですと、負担が大きいため注意が必要です。
そこで本記事では、ベースメイクを中心に、肌荒れ時のメイクについて解説します。
肌荒れしているときはメイクを控えるのが理想
健やかなお肌にはうるおいがあり、このうるおいが外部の刺激から肌を守っています。しかし、肌が荒れてしまっている場合はうるおいが失われているため、バリア機能が低下した状態になっており、外部の刺激を受けやすくなっています。
そのため、普段は問題なく使用できているメイクアイテムだとしても、肌荒れ時には負担となることも。
場合によっては肌荒れを加速させてしまうことも考えられます。
ですので、肌が荒れているときは、メイクを控えていただくのが理想的ですし、化粧品には必ず「肌に異常があるときには使用しない」という注意書きがあります。
肌荒れ時は悪化させないために保湿・洗浄・紫外線対策
メイクを控えるからといって、スキンケアや紫外線対策などをせずに出かけてしまうのはNG。
保湿が足りなかったり、紫外線を浴びてしまったりすると、かえって肌に負担を与え、肌荒れを悪化させることになりかねません。
洗顔で清潔さをキープ
肌荒れを起こしてしまったときは、まず清潔さを保つことが重要。朝晩しっかり洗顔を行い、毛穴の隅々まで綺麗にしましょう。
この時、ゴシゴシと擦ったり、熱めのお湯で顔を洗ってしまったりするとお肌への負担になります。
洗顔料をしっかり泡立ててから、ぬるま湯を使用して洗顔しましょう。
関連記事>>肌荒れ予防につながる「正しい洗顔方法」と洗顔料の種類まとめ
スキンケアでうるおいを
洗顔の後は乾燥しやすいので、すぐに保湿ケアをしましょう。保湿ケアで使用するスキンケアアイテムは肌への刺激が少ないアイテム(敏感肌用のアイテムがおすすめ)ものを選びましょう。
また、乾燥しやすくなっているので、保湿力がより高いものが理想的です。
関連記事>>【徹底解説】肌荒れの症状と原因、それぞれの対処法について
紫外線対策で外的刺激をカット
肌荒れの時は、紫外線を浴びないようにすることも大切です。
ついうっかり忘れがちですが、日焼け止めでのケアは肌荒れ中も引き続き行いましょう。外出時はもちろん、自宅にいる時でも紫外線は浴びているので、出かけない時のケアも欠かせません。
日焼け止めには、色々な種類がありますが、屋内にずっといる場合や基本的にデスクワーク の場合は、「SPF25 PA++」くらいで十分です。
関連記事>>【徹底解説】UVケアの基本 肌を焼かないための正しい日焼け予防法
どうしてもメイクをしなければいけない時は?
しかし時には、肌が荒れていてもメイクをしなければならない時もありますよね。その場合は、できるだけ肌に負担をかけないことを意識しましょう。
敏感肌用のベースメイクアイテムを使用する
販売されている化粧品の中には、敏感肌用のファンデーションや肌荒れしていても使用できる下地など、低刺激設計がされたアイテムがあります。
肌荒れが起こってしまった時は、いつも使っているものではなく、刺激の少ないアイテムを使い、薄く重ねるようにしてベースメイクを完成させましょう。
日焼け止め効果のある下地とフェイスパウダーだけで済ませる
「全く何も塗らないのは抵抗があるけれど、ベースメイクをするとお肌への負担が気になる」という場合は、日焼け止め効果のある下地とフェイスパウダーを活用しましょう。
しっかりと保湿を行なった後、日焼け止め効果のある下地とフェイスパウダーを重ねれば、肌への負担を最小限に抑えてある程度綺麗に仕上げることができます。
フルメイクではなくポイントメイクのみをする
「肌荒れしていても、きちんとメイクした感が欲しい!」という場合は、ポイントメイクに 力を入れ、肌荒れしている部分は保湿と紫外線対策にとどめて治すことに専念するのも方法の1つです。
印象に残りやすい部分や目立ちやすい部分のみをメイクすることで、メイクによる負担を軽減できます。
関連記事>>【お顔の部位別】化粧崩れの正しい直し方と必要な6つのアイテム
肌荒れ時に力を入れたいポイントメイクのコツ
ベースメイクをせず、ポイントメイクだけで仕上げる場合、力を入れるべきなのが、眉毛・まつげ・ほほ・唇の4箇所。
ここだけを仕上げるだけでも、メイクをした感がかなり出ます。
眉メイクを行う際は、最初に眉の部分に下地を塗り、フェイスパウダーで土台を作りましょう。その上からいつもと同じようにメイクします。
アイメイクを行う際は、マスカラのみにとどめましょう。
アイシャドウやアイライナーは、落とす時に刺激の強いクレンジングが必要になり、肌への負担となり兼ねません。
ほほのメイクと唇のメイクはいつも通りで問題ありませんが、ほほに肌荒れができてしまっている場合は、チークなどは控えましょう。
チークを控える場合は、リップメイクの色を工夫するのがおすすめ。
濃いめの色を使うと、チークがなくても華やかになります。
肌荒れ時にメイクをするときの注意点
使用するアイテムは清潔にする
メイクをする時に使用するものは清潔なものを使用しましょう。汚れていると肌荒れ悪化につながりますので、汚れてしまったものは新しいものに変えるか、定期的に専用の洗剤などを使用して綺麗にしておきましょう。
また、清潔にするのはアイテムだけではありません。メイクだけでなくスキンケアをする際にも使用する手も清潔にするよう心がけてください。
クレンジングはしっかり行う
メイク汚れが残ってしまっていると、新たに肌荒れを起こしてしまいます。クレンジングおよび洗顔はいつも以上に徹底しましょう。
ただし、力を入れてゴシゴシとこするのは禁物です。
メイクは最低限にとどめる
肌荒れ時に毎日メイクを行うのは大きな負担です。ですので、メイクをするのは最低限にとどめ、休日など何もない日は肌を休ませるようにすることが重要です。
肌荒れが治らない時はメイクを控え皮膚科へ
肌への負担を減らしてしっかりケアしてもなかなか肌荒れが治らないという場合は、自分でどうにかせず、皮膚科を受診したりするようにしましょう。その際、メイクの頻度などは医師の診断に従うようにしてください。
関連記事>>肌荒れで何もしないのは危険!肌荒れ時の正しい対処は改善と予防
肌荒れがあるならベースメイクは控える
お顔を美しく見せるメイクですが、肌荒れの時にはどうしてもお肌への負担となってしまいます。ですので、肌荒れが起こってしまった場合は、できれば肌を清潔に保ち、保湿ケアと紫外線対策に止めるのが理想的です。
ただ、どうしてもメイクをしなければならない、という時には、
- 敏感肌用のベースメイクアイテムを使用する
- 日焼け止め効果のある下地とフェイスパウダーだけで済ませる
- フルメイクではなくポイントメイクのみをする
というのがおすすめです。
中でも肌荒れ箇所への負担が少ないのが、ポイントメイクだけで仕上げる方法。この場合、眉メイクとマスカラ、チークと口紅だけで完成させます。
お顔の中でも印象に残る部分なのでしっかりとメイクをした感が出ます。肌荒れの時でもメイクが欠かせないという方は、ぜひこの方法を実践してみてください。
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