お肌にポツポツと赤い吹き出物が出来てしまったり、かわむけやかさつきがあったりするのに、「そのうち治るだろう」と放置してしまってはいませんか?肌荒れは、肌の表面からうるおいが失われたり、肌内部を守るためのバリア機能がうまく働かなくなってしまったりすることで現れるお肌のトラブル。
放置するとなかなか改善しないだけでなく、跡になって残ってしまったり、しわ・くすみの原因になってしまったりすることが考えられます。
また、肌荒れの原因は普段の生活習慣の中に潜んでいます。肌荒れを改善せず、これまでの生活を続けていれば、繰り返す肌荒れのせいでいつまで経っても綺麗なお肌になれない、なんてことにもなってしまうでしょう。
肌荒れがおきてしまった場合は、それにあった対処が欠かせません。肌荒れに対して何もせず、放置しておくとどんなリスクがあるのか、肌荒れにはどのような対処が必要なのかなどをここでは解説します。
何もしないで放置しておくと肌荒れはどうなる?
本来、人間には、ホコリや花粉、化粧品に含まれる成分といった「外的刺激」からお肌を守るためのバリア機能が備わっています。
バリア機能は、肌表面の角質細胞内の「天然保湿因子(NMF)」と、角質細胞同士の隙間を埋める細胞間脂質の中にある「セラミド」、皮脂腺から分泌される「皮脂膜」の3つによってうるおいがキープされることで、正常に働きます。
簡単にいえば、肌表面のうるおいが外的刺激をカットし、ホコリや花粉などがお肌の入り込まないようにしているのです。
しかし、天然保湿因子(NMF)・セラミド・皮脂膜の3つのバランスが崩れ、うるおいが失われると、肌荒れの症状があらわれます。
肌荒れを放置しておくと"敏感肌"に
肌荒れの症状は人によって様々で、肌が乾燥したりごわついたりする方もいれば、吹き出物が出来てしまったり、痒みが現れたりする方もいます。ただ、全ての人に共通して当てはまるのが、お肌のバリア機能が低下した状態にあるということ。
この状態で放置してしまうと、お肌がどんどん刺激を受けやすくなってしまいます。刺激を受け続けた結果、普通であれば刺激にならないような物質でも、刺激として感じ取っ てしまう"敏感肌"になってしまいます。
化粧品が使いにくくなったり、肌荒れを繰り返したりする
敏感肌になると、ホコリや花粉だけでなく、これまで問題なく使っていた化粧品やスキンケアアイテムも刺激になってしまいますこれまで使っていたアイテムが使用できなくなくなってしまうだけでなく、肌荒れの症状がなかなか改善されず、肌荒れを繰り返してしまうことにもなりかねません。
関連記事>>【徹底解説】肌荒れの症状と原因、それぞれの対処法について
肌荒れが起きてしまった時の正しい対処法
肌荒れが起こってしまった時は、
- できてしまった肌荒れを治すための"改善"
- 新たに肌荒れができないようにするための"予防"
の2つを同時に心がけることが大切です。
医薬品や治療薬で改善
起きてしまった肌荒れの症状は、医薬品や医師が処方した治療薬で改善します。基礎化粧品やメイクアップアイテムでは、肌荒れは改善しないので注意。
ドラッグストアの医薬品を使う
ドラッグストアには、肌荒れの改善を目的とした飲み薬や塗り薬が販売されています。手軽に購入できるので、すぐに肌荒れ改善に取りかかれるのが魅力ですが、医薬品によっては体に合わず効果が見られない場合もあります。
また、ドラッグストアで販売されている医薬品には、第2類医薬品と第3類医薬品があります。このうち、第2類医薬品は日常生活に支障をきたすほどの副作用が現れる可能性がある医薬品です。
医薬品を選ぶ時は、ドラッグストアの薬剤師に相談するか、パッケージの注意事項をよく確認しましょう。
関連記事>>肌荒れがひどい時にすべきこととは_肌荒れの改善法と悪化を防ぐ方法
治療薬は皮膚科で処方されたものを
医療機関を受診して肌荒れを改善する場合は、皮膚科を受診します。診察を受けたり病院を探したりする手間はかかりますが、専門の医師が症状を見て、既往歴やアレルギーの有無などから、適した治療薬を処方してくれます。
場合によっては、塗り薬や飲み薬の処方だけでなく、ケミカルピーリングなどの処置を行なってくれる医院もあります。
「どの薬を選べばいいか分からない」「副作用が心配」「一刻も早く治したい」という場合には、皮膚科での治療がおすすめです。
関連記事>>なるべく早く治したい肌荒れの対処法は改善しながら予防するのが大切!
肌荒れを増やさないための予防をする
肌荒れを予防するためには、肌荒れにつながる習慣を改善し、新たに肌荒れを増やさないことも大切です。
薬用化粧品を使ったスキンケア
薬用化粧品とは、医薬部外品の1種で、防止や衛生目的で作られている化粧品です。厚生労働省が認めた効果・効能に有効な成分が一定の濃度で含まれており、含まれている成 分と濃度が基準を満たしていればそれに合った効果を訴求することができます。
数ある薬用化粧品には肌荒れ予防に効果的なものもあり、そういったものを取り入れてスキンケアをすることで、肌荒れを予防することができます。
薬用化粧品には、化粧水や乳液、洗顔料やクレンジングなどの基礎化粧品から、日焼け止めや化粧下地、ファンデーションなどのメイクアップアイテムまで、種類は様々。
「肌荒れを防ぎたい」という場合は、スキンケアや普段のメイクに、肌荒れ予防に有効なアイテムを取り入れてみましょう。
保湿ケアでお肌に潤いを与える
肌荒れは、お肌が乾燥することで発生してしまうトラブルですので、保湿ケアを徹底し、乾燥予防をすることで、防ぐことができます。
保湿ケアで気をつけるべきなのが、正しい方法でケアを行うこと。正しい方法でのケアが行われていないと、お肌にダメージを与えてしまったり、それが元で肌が乾燥してしまったりします。
以下のような習慣は、次のように改善しましょう
●1日に何度も洗顔する
→洗顔は朝と夜、1日2回にとどめましょう。洗い過ぎると必要な皮脂が失われ乾燥しやすくなります。
●お湯や水で洗顔する
→洗顔は基本的にぬるま湯で行いましょう。熱すぎるお湯は必要な皮脂を落としてしまいます。
●洗顔時に顔をゴシゴシ擦る
→顔をゴシゴシ擦るのは、NG。洗顔の時は洗顔料をしっかり泡立てて、優しく泡で汚れを 落とすようにしましょう。
●乳液や化粧水を叩き込むようにつける
→化粧水や乳液を塗るとき、叩き込むようにお顔につけてしまうと、ダメージを受けてしまいます。コットンを使う場合も手で使う場合も叩き込むように塗るのではなく、力を入れず、優しくお顔につけましょう。
関連記事>>肌荒れと保湿の関係とは_正しい保湿ケアで肌荒れを予防しよう
規則正しい生活で肌も体も健康に
睡眠不足といった不規則・不摂生な生活によっても肌荒れは引き起こされます。ですので、睡眠を十分に取る・適度な運動を心がけるといった、生活改善を行うことも大切です。
何もしない美容法「肌断食」と肌荒れの関連性
世の中には色々なアイテムを活用した美容法がありますが、中にはスキンケアアイテムを使用しない「肌断食」という美容法があります。保湿ケアに頼らず、肌が本来持っているうるおう力を回復し、自力でうるいのあるお肌を目指すというのが肌断食になります。
「効果があった!」という意見がある反面、「肌荒れが悪化してしまった」という方もいらっしゃいます。
肌断食で効果がある方も確かにいますが、肌の状態やこれまでお肌にかけていたストレスは人それぞれです。
お肌に異常が出てしまった場合は、無理に続けないようにしょう。ただ、肌断食をしていた場合、今までのスキンケアアイテムだと刺激を感じてしまうことがあります。
ですので、敏感肌のスキンケアアイテムを使ったり、皮膚科医に相談したりしましょう。
また、肌荒れを起こしているということは、バリア機能が低下しているということ。
その状態で肌断食を初めてしまうと、肌荒れを加速する事になりかねませんので、お肌が健康な状態に始めるようにしましょう。
肌荒れで何もしないのは禁物!
肌が荒れてしまったときに、何もせず放置しておくと、肌荒れを悪化させる事になりかねません。
吹き出物やかさつき、ごわつきといった肌荒れの症状が表れてしまった場合は、できてしまった肌荒れを治すための”改善”と、新たに肌荒れができないようにするための”予防”を同時 に行っていくことが大切です。
改善するためには、肌荒れに効果的な医薬品を活用したり、皮膚科を受診して医師の指示にしたがって治療したりしましょう。同時に、薬用化粧品でケアしたり、規則正しい生活を心がけたり、保湿ケアを徹底したりすることも大切です。
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