メイクはどんなに綺麗に仕上げても、時間が経てば、皮脂や汗、衣類との摩擦などでだんだん崩れてしまうもの。
そのため、仕事中やお出かけの最中に「せっかく綺麗にメイクできたのに、もう崩れてしまった・・・」と化粧崩れに悩む女性は多いのではないでしょうか。
しかし、化粧崩れは、化粧直しである程度綺麗にカバーすることができます。ここでは、綺麗に化粧を直すためのアイテムと方法を解説します。
また、化粧崩れの根本的な原因と改善方法も合わせて解説するので、「化粧崩れがひどい!」と悩んでいる人は、化粧直しの方法だけでなく、根本的な原因の解決方法も実践してみてください。
メイク直しに必要なアイテムと化粧崩れの直し方
化粧を直すときに用意しておくと良いもの
化粧を直す前にまずはアイテムを揃えておきましょう。ポーチの中に常備しておけば気になったときにサッと直すことができます。
乳液または化粧水
ベースメイクを直す時に必要なアイテムです。お肌が乾燥してベースメイクが崩れてしまった方は乳液、皮脂が多い人はミスト状の化粧水がおすすめ。
コンシーラー
ベースメイクが崩れてしまった時は、ファンデーションを重ねると厚塗りっぽくなってしまうので、コンシーラーで代用しましょう。
パウダー
崩れた部分の仕上げに使うアイテムです。
スポンジ
直したベースメイクを均一に整える時に使います。
綿棒
アイメイクを直す時に大活躍のアイテム。常備しておくのがおすすめです。
ポイントメイクに使うアイテム
化粧崩れが起こるのはベースメイクだけではありません。食べたり飲んだりして崩れやすいリップはもちろん、チークやアイメイクなども用意しておきましょう。
化粧ポーチを少しでも軽くするには
メイク直し用に色々持ち歩いていると、そうしても避けることのできない「化粧ポーチ重すぎ問題」。化粧ポーチが重いとカバンも重くなってしまい肩こりなどにも繋がりますので、なんとか軽くしたいと考えている方も多いかと思います。
化粧ポーチを軽くするためには、最小限のアイテムをコンパクトにまとめるのがポイント。例えば、場所をとってしまいがちな乳液や化粧水は、百円ショップなどで売っているトラベル用の詰め替えボトルに入れて持ち運べばかさばりません。
また、ポイントメイクは兼用できるアイテムを活用することがおすすめです。例えば、チークとリップはどちらにも使えるものを使えばコンパクトにまとめられます。
関連記事>>肌荒れ時に大活躍!負担をかけないベースメイク・ポイントメイクとは?
関連記事>>化粧崩れを防止するための5つのアイテムと朝に実践したい8つのコツ
お化粧の直し方
基本的にメイク直しはベースメイク(ファンデーション)→ポイントメイク(アイメイク・リップメイクなど)の順に行います。
ベースメイク(ファンデーションの直し方)
ファンデーションを直す時は、まず浮いてしまった部分を落としてから、整えていきます。
ミスト状の化粧水を使っている場合は顔全体に、乳液を使っている場合は崩れた部分に付け、ティッシュでおさえて崩れてしまったファンデーションを落としましょう。
ファンデーションが落ちたらコンシーラーを付け、スポンジで落とした部分と他の部分をなじませていきます。コンシーラーを使うことで厚塗りにならず、自然な感じに仕上げることができます。
最後にパウダーを軽く乗せて完成です。頬の化粧崩れを直した場合は、チークも塗りなおしましょう。
眉メイクの直し方
眉メイクが落ちてきてしまったら、まずはパウダーをのせて皮脂をおさえます。その上から、アイブロウで形を整えれば完成です。
アイメイクの直し方
アイメイクはベースメイクと同じくらい崩れやすい部分です。マスカラが落ちてパンダ目になってしまった・・・という人も多いのではないでしょうか?
アイメイクを直す時は、綿棒に乳液を染み込ませてマスカラがついてしまった部分を落としていきます。目の下が綺麗になったら、アイラインをもう一度引きます。この時、朝メイクした時よりもしっかり目に引きます。
アイラインを引いたら、マスカラをのせていきます。この時、全部の色をのせてしまうと濃くなってしまうので、一番明るい色のみをまぶたに乗せましょう。
最後にもう一度、マスカラを付けて完成です。
リップメイクの直し方
口元のメイクは、食べたり飲んだりする部分なので崩れやすくなっています。お昼ご飯の後は、ほとんど落ちていることも考えられます。
リップメイクを直す時は、まずリップクリームを塗って保湿をします。その上から、リップやルージュを重ね、唇全体になじませ、ティッシュで余分なカラーをオフして完成です。
化粧直しのタイミング
化粧直しで難しいのがタイミング。「化粧直しはこまめにやったほうがいいの?それとも時間がある時にやればいいの?」と思っている方も少なくないのではないでしょうか。
基本的に化粧直しは、お昼に1回で十分です。お手洗いのたびに直すのは大変ですし、崩れていない部分を変にいじってしまうと、かえって悪化してしまいます。
メイク崩れが酷くなければ、お昼休憩やランチの後にサッと直すだけで十分夕方まで持たせることができます。
化粧崩れはなぜ起こるの?原因をおさらいしよう!
化粧崩れの原因は主に5つ。1つのことが原因となっている場合もあれば、いくつかの要因が重なって起こっている場合もあります。
あまりにも化粧崩れがひどい場合は、その原因を改善することも意識しましょう。
ファンデーションの塗りすぎ
シミやニキビを隠そうとついつい何度もファンデーションを塗ってはいませんか?ファンデーションを塗りすぎていると、お肌に密着していない部分が浮いてしまいヨレてしまいやすくなります。
メイクの土台となるファンデーションがヨレやすくなってしまうため、その上に重ねているアイメイクや眉メイクなども崩れてしまいます。
ファンデーションを塗るときは、基本的に薄く塗ることを意識しましょう。「ニキビやシミが気になる」という場合は、その部分だけにコンシーラーやコントロールカラーを使用することで、目立ちにくくなります。
関連記事>>化粧崩れ5つの原因を分析!原因別の防止法・お直しのコツも解説
皮脂の過剰分泌
お肌が乾燥状態になると、潤いを取り戻そうとして皮脂が過剰に分泌されます。
皮脂量が多くなると、お肌への密着力が弱くなる上、皮脂量が多くなると化粧品に含まれている油性成分が溶けてしまい、化粧が崩れやすくなります。
皮脂を少なくするには、乾燥を防ぐことが大切。保湿力の高いスキンケアグッズを取り入れたり、水分を補うアイテムを使ったりしてみましょう。また、化粧品の中には皮脂崩れを防止するのに特化した下地やファンデーションもあるので、そちらもおすすめです。
関連記事>>気になる顔の保湿について 適切な保湿の方法と注意点
スキンケア後すぐにメイクをしている
スキンケアのすぐ後は、化粧水や乳液がお肌に馴染んでいません。そのため、すぐにメイクを始めてしまうと、メイクが肌に密着せず崩れやすくなります。
化粧水や乳液を塗ったら、少し時間を置いてからメイクを始めましょう。
アイテムが肌に合わない
お肌の状態は個人差があります。そのため、その人にあうアイテムというのも一人ひとり違うため、中には肌に合わないアイテムを使っているせいで、化粧が崩れやすくなっている場合があります。
「合わないな」「口コミほど効果を感じないな」と思ったら、思い切って変えてみるのもおすすめです。
汗
特に夏場の化粧崩れに多いのが汗。汗を掻くことで、メイクが浮き、崩れやすくなります。
汗による化粧崩れを防ぐには、化粧下地を塗った後に、おしろい(パウダー)を重ね、その上からファンデーションを塗るのがポイント。一手間加えることで崩れにくいメイクに仕上げることができます。
関連記事>>ニキビやあせもだけじゃない肌荒れの種類と対処法・予防法を徹底解説
まとめ:メイクが崩れてもキレイに直せる方法をマスターしよう
メイクが崩れてしまったら、まずはベースメイクから直していきます。ベースメイクを直す時は、乳液or化粧水・コンシーラー・スポンジ・ティッシュを用意し、浮いてしまったファンデーションをオフしてから整えていき、パウダーで仕上げをします。
眉メイクの場合は、皮脂や汗による崩れが多いので、パウダーで水分をおさえ、アイブロウなどで形を整えましょう。
一番化粧崩れが激しいのがアイメイクで、場合によってはマスカラが落ちてパンダ目になっていることも。パンダ目になってしまった時は、目の下の黒くなっている部分を、乳液を付けてオフします。その後、アイラインを引き直し、アイシャドウの一番明るい色のみをのせ、マスカラをもう一度付け直しましょう。
リップメイクは朝と変わりません。最初にリップクリームを塗って保湿し、その上からカラーを重ねます。
化粧崩れはどんなに綺麗に化粧をしても、ある程度起こってしまうものですが、あまりにも崩れがひどい場合は、朝のメイクやスキンケアに問題がある場合もあります。今回は、化粧の直し方だけでなく、化粧崩れの原因とその改善方法も解説していますので、そちらも合わせて実践してみてください。
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