フェムケアについて知ろう
近年、よく耳にするようになってきた「フェムケア」という言葉。
女性は、生理や妊娠・出産、更年期など、10歳を過ぎたころから
50歳くらいまで女性ホルモンの影響を受けながら過ごすことになります。
その中で生じるお悩みやトラブルは、人にはなかなか相談しづらいもの。
トラブルを防ぎながら日々を快適に心地よく過ごすためには、まずはフェムケアを知ることから。
この記事では、フェムケアやフェムテックをはじめ、女性特有のお悩み、デリケートゾーンのケアについて解説します。
自分自身の体の声に耳を傾けながら、フェムケア習慣をはじめませんか?
フェムケアとは
フェムケアとフェムテックの違い
「フェムテック」は、「Female/フィーメイル」+「Technology/テクノロジー」の造語で、女性特有のお悩みを先進的な技術で解決することを指します。具体的には生理周期を管理するアプリや妊娠・出産関連のアプリなど、デジタル技術を使用した商品やサービスです。
一方フェムケアは、一般的にはデジタル技術を用いずに女性のお悩みを解決します。例えば、生理用品、女性用のサプリメントや栄養補助食品、デリケートゾーンにも使える女性用のスキンケアアイテムなどです。
フェムケア・フェムテックが重要視される理由
TVや雑誌などで特集も組まれたりするなど、急速に拡大しているフェムケア市場。私たちの暮らしの中でも身近になってきています。女性の社会進出が著しい近年、女性の健康課題は労働の生産性や離職率にネガティブな影響を及ぼすことが知られてきました。
最近では企業だけではなく、日本政府もフェムケア・フェムテックの推進に積極的に取り組んでいます。経済産業省では2021年度から、フェムテックを活用した働く女性の就業継続支援事業(補助事業)を実施。女性特有の健康における課題と仕事の両立に向けた支援が広まっています。
女性特有のお悩みについて
女性が日々の生活において様々な影響を受けている女性ホルモン。女性らしさを保ったり妊娠をサポートしたりととても重要なホルモンですが、月経や更年期などでホルモンバランスが崩れることも少なくありません。ライフステージの変化によるホルモンバランスに悩まされている女性も、フェムケアやフェムテックの様々な方法で課題解決することができるようになってきました。
QVCでは、女性のお悩みに寄り添い、女性ホルモンとうまく付き合うためのセミナーイベントを開催。女性ホルモンの変化や重要性、おすすめの食品やメンタルを保つための秘訣などはこちらのページで詳しくご紹介しています。
月経
女性ホルモンの変動によって、PMS(月経前症候群)、生理痛(月経痛)などで、毎月、身体や精神に影響が及ぼされることも。症状は、頭痛・腹痛・むくみ、イライラ・落ち込み・ストレス…など多岐に渡ります。
そんなときはフェムテックの一つである月経管理のアプリを使用して自分の周期を把握したり、フェムケアで体を温める飲み物で温活をしたりして、自分の体と向き合ってみましょう。
妊娠・出産
妊娠・出産においても、妊婦の体調を管理できるアプリや陣痛アプリなど、便利なフェムテックサービスが多数用意されています。
また、妊娠・出産で筋力低下した骨盤底筋のトレーニングができるEMSやベルト、骨盤底筋サポートショーツなど、産後に緩みがちになった骨盤底筋のケアができるアイテムや下着がたくさんあります。
更年期
急激な女性ホルモンの減少により、様々な体の不調が出てくる女性もいる更年期。セルフケアのアプリなどで体調を管理しながら乗り切りましょう。この時期は女性ホルモンが減少することでデリケートゾーンが乾燥したり、ここでも骨盤底筋のゆるみが生じたりします。骨盤底筋のゆるみが、日常生活に影響を及ぼすことも。
専用の洗浄用ソープやクリームなどでデリケートゾーンのケア、トレーニングや専用のアイテムで骨盤底筋のケアをしていきましょう。更年期に積極的に摂りたい栄養素や成分を補給するために、サプリメントの活用もおすすめです。
フェムケアで解決!
デリケートゾーンのお悩み
年齢と共に潤い不足になりがちなデリケートゾーンは、更年期になると、乾燥によるかゆみや黒ずみ、ヒリヒリなどの不快感…様々な症状がお悩みとして表れがちです。洗いすぎ、洗いっぱなしにならないように、皮膚が薄いデリケートゾーン専用のアイテムで「洗う&潤す」ケアをしましょう。
デリケートゾーンの洗浄
デリケートゾーンは、体と同じ洗浄剤や洗い方では刺激が強く肌に負担がかかってしまいます。
通常のボディソープやせっけんではなく、低刺激性でも汚れはきちんと落とせる専用の洗浄剤を使用しましょう。泡タイプで使いやすく洗い心地がやさしいものも。
デリケートゾーンの保湿
乾燥によるかゆみなどを防ぐためには、しっかりと保湿ケアを。セラミドや乳酸菌由来成分など、こだわりの成分を配合した専用ケアアイテムが続々登場しています。
皮膚にしっとり潤いを与えて健やかに保つジェルクリームやリッチな使い心地のオイルセラム、乾燥によるくすみを防いで透明感のある肌に導くブライトニングセラム、全身使えるマルチオイルなど、用途や使い心地で選べます。乳酸菌やヒアルロン酸などを配合した内側からケアができるインナージェルもおすすめです。