• スキンケアアイテムの役割
• スキンケアの順番
• スキンケアアイテムを使用する際の注意点
• 肌質に合ったスキンケアアイテムを選ぶ
• 乳液は化粧水によって補った肌の水分を逃がさないための役割がある

きれいな肌を守るためのスキンケアアイテムには、さまざまな種類がありますが、具体的にどのような役割があるのか​​は知らない方も多いのではないのでしょうか。

たとえば、化粧水や乳液でも、それぞれの役割や効果は異なります。

本記事では、化粧水や乳液をはじめとするスキンケアアイテムの役割を、アイテム別に紹介します。

正しいスキンケア方法も紹介しますので、きれいな肌を求めたいとお考えの方は最後までご覧ください。

スキンケアアイテムの役割

スキンケアアイテムとして、ここでは「化粧水」「美容液」「乳液」「クリーム」の4つを例に、それぞれの役割を紹介します。

どのような効果があるのか​​ も含めて紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

化粧水の役割

化粧水の役割は、肌の水分を補うことや、肌をやわらかくすることです。

化粧水を使うことで、肌が柔らかくなり、美容液や乳液などが肌へと浸透しやすくなります。

ひと口に化粧水といっても、さっぱりタイプやしっとりタイプなど、さまざまな種類が展開されており、それぞれ使用感も違うので、肌の状態に合ったアイテムを選びましょう。

成分ごとの効果

一般的に化粧水には、グリセリンやヒアルロン酸、そしてセラミドなどの成分が含まれています。

それぞれの成分で異なる効果を、以下の表にまとめました。

 

成分	効果
グリセリン	アルコール成分の一種で、保湿力が高い 肌にうるおい、しっとり感を与える
ヒアルロン酸	保湿力と保水力が高い 乾燥を防いで、肌を柔らかくする
セラミド	肌を保護する 肌の表面がうるおい、キメを整える

 

なお、化粧水に含まれている成分は、提供しているメーカーによって異なるので、気になる方はぜひ確認してみてください。

関連記事＞＞正しい保湿の方法とは?保湿ケアの基本と肌のうるおいを保つための注意点

美容液の役割

美容液は、化粧水や乳液と合わせて使用​​するアイテムです。 主な役割は、肌の特定の悩みへの集中ケアを行うことです。

美容液には、クリームやジェル、オイルやローションなど、さまざまな種類があるため、使用感や好みに合わせて選んでもいいでしょう。

関連記事＞＞肌荒れで何もしないのは危険!肌荒れ時の正しい対処は改善と予防

効果

美容液には、保湿や整肌といった効果が期待できる成分が含まれているため、乾燥や肌荒れ対策などに効果的です。

そのため、肌の悩みに応じて、集中的なケアができることが特徴です。

乳液の役割

乳液は、肌への油分を与える役割があります。年齢を重ねると、皮脂の分泌量が少なくなるため、肌が乾燥しやすくなってきます。

皮脂には、肌の水分を逃がさない役割があるため、少なくなった皮脂を補うために乳液で油分を補給することが大切です。

効果

乳液には、肌の水分の蒸発を防いでうるおいを保つ効果があります。

また、肌のターンオーバーの周期が乱れることで硬くなった角質を、やわらかくする効果も期待できます。

そのため、乳液は肌の水分を守るだけではなく、肌をなめらかにする効果があると定着します。

クリームの役割

クリームは、乳液よりもさらに油分が多いアイテムです。

主な役割としては、乳液と同様に肌の水分を逃がさないように、うるおいを残すことが挙げられます。

乳液と役割は同じですが、乳液だけでは補えない油分を補いたい場合や、乾燥しやすい部分への集中ケアを行いたい場合などに効果的です。

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効果

クリームは、乳液よりも油分が多く含まれており、肌の保湿に効果的です。

さまざまな美容成分が配合されているため、肌の状態に合わせて選ぶことで、より高い保湿効果が期待できます。

また、目的に応じて適切にクリームを選ぶことで、年齢に合わせたケアも行います。

なかには、目元用や夜用などのように、集中的なケアを目的としたクリームもあるので、ご自身にとって必要な成分が含まれているものを選びましょう。

スキンケアの順番

スキンケアアイテムの役割を押さえたあとは、スキンケアの順番も押さえておきましょう。

ここでは、6つの手順をもとに、正しいスキンケアの順番を紹介します。

手順①クレンジング・洗顔を行う

当然、肌の汚れを落とすために、クレンジングや洗顔を行いましょう。

1日過ごした肌は、洗い流しや皮脂、そしてメイクなどによって汚れている状態なので、クレンジングや洗顔を行って、清潔な状態に戻さなければなりません。

化粧水や乳液などを使用する前に、肌をリセットしましょう。

なお、クレンジングや洗顔を1日に何度も行うことは、かえって肌を傷つける可能性があります。

クレンジングや洗顔を行う場合は、朝と晩の2回に分けて行うことを目安にしましょう。

関連記事＞＞肌荒れ予防につながる「正しい洗顔方法」と洗顔料の種類まとめ

手順②化粧水をつける

クレンジングや洗顔によって肌をきれいな状態にリセットしたら、化粧水をつけましょう。

洗顔後の肌は水分が失われている状態であるため、化粧水をつけてうるおいを与えることが大切です。

100円玉程度の大きさの化粧水を手に出して、手の平で肌を包み込むようにやさしくなじませます。

ポイント

化粧水をつけるときのポイントとしては、肌をこすらないことです。手でこすってしまうと、肌が傷ついてしまうのでおすすめできません。

なお、化粧水の量は、肌の乾燥の状態に応じて適切に調節することも大切です。

特に皮脂が少なく乾燥しやすいUゾーン（顎や口周り）には、念入りに化粧水を塗りましょう。

手順③美容液をつける

化粧水を使って肌へうるおいを与えたあとは、美容液を使います。美容液は、肌の悩みに対して集中的にケアができるため、目的に合ったものを選びましょう。

例えば、保湿を目的とする場合はセラミドといったように、自分の肌の悩みに合った成分が含まれているものを選びます。

なお、美容液は化粧水の後に使用することが一般的で、メーカーによっては化粧水の前に使用する美容液も販売されています。

製品に記載されている使用方法を確認したうえで、正しく使用しましょう。

手順④ シートマスクの装着

スキンケアのシートマスクは、美容液が肌に浸透しやすくするために使用します。 シートマスクを使用する際は、肌につける時間に注意が必要です。

効果を得るために長時間使用している方もわかるかもしれませんが、長く使用すればよいというわけではありません。

シートマスクを長時間使用すると、肌の乾燥などの肌トラブルが解消される可能性があります。

製品に記載されている使用方法を確認したうえで、正しく使用しましょう。

手順⑤乳液をつける

化粧水や美容液、そしてシートマスクによって肌に水分を補給したら、水分の蒸発を防ぐために乳液をつけます。

乳液をつけなければ、せっかく補った水分が逃げてしまうため、必ず乳液を使って油分でふたをしましょう。

ポイント

乳液をつけるタイミングは、化粧水や美容液などを使って肌に水分が浸透したあとです。

順番を間違えると、乳液の効果が最大限に発揮できないので注意しましょう。

また、肌が乾燥してカサつきやすくなっている場合には、乳液を重ね塗りすることもおすすめです。

逆に肌のテカリが気になる場合は、乳液の量を控えて軽く塗りましょう。

手順⑥クリームをつける

クリームには、乳液と同様に肌の水分を逃がさないために、油分でふたをする役割があります。

真珠の程度の大きさを目安に手に入れて、乾燥が気になる場所になじませていきます。

このとき、中指と薬指を使ってやさしくなじませることが大切です。

クリームを使わずに乳液だけで終わらせてもよいですが、より肌のうるおいを保つためには仕上げとなるクリームの使用もぜひ検討してみてください。

スキンケアアイテムを使用する際の注意点

スキンケアアイテムを使用する際には、5つの注意点があります。

より効果的にスキンケアを行うために、それぞれの注意点を押さえていきましょう。

注意点①化粧水と乳液は同じメーカーのものを使用する

スキンケアアイテムを選ぶ際、化粧水と乳液は同じメーカーにするか、別々のメーカーにするのかを迷われる方もいらっしゃるのではないでしょうか？

結論から申し上げますと、化粧水と乳液は同じメーカーのものを使用したほうがいいです。

化粧水や乳液を提供しているメーカーは、化粧水と乳液の両方を使用することを前提としています。

そのため、同じメーカーのアイテムを使用することで、より効果が期待できるのです。

なお、アイテムごとに違うメーカーのものを使用すること自体に問題はありません。

もし、メーカーを統一して肌に合わなければ、別のメーカーのアイテムを選ぶことも大切です。

注意点②肌の乾燥を防ぐために乳液をつける

これまで紹介してきたように、化粧水と乳液は必ずセットで使用することが大切です。 乳液を使わなければ、肌が乾燥する原因になるため注意しましょう。

肌が乾燥すると、肌のキメが乱れ、化粧ノリが悪くなることも考えられます。

化粧水のみ使用している方もいらっしゃるかもしれませんが、肌の乾燥を防いでうるおいを保つためには、乳液の使用は怠らないことをおすすめします。

注意点③ 化粧水と乳液は分けて使う

スキンケアが手間だと感じている方のなかには、化粧水と乳液を混ぜて使用している方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、化粧水と乳液を混ぜて使用することは、誤った行為です。化粧水と乳液には、それぞれの役割があり効果も異なります。

そのため、化粧水と乳液の効果を最大限に発揮させるためには、化粧水を使用したあとに乳液を使用するという流れで、使い続けることが大切です。

もし、スキンケアが手間を感じるとしたら、化粧水と乳液が1つになっていてそれぞれの役割や効果を得られる、オールインワンのものを選ぶことをおすすめします。

注意点④夏でも化粧水や乳液は常温で保存する

特に気温の上がる夏場は、化粧水や乳液を冷蔵庫で冷やして使用しているという方もいらっしゃるのではないでしょうか？

しかし、化粧水や乳液を冷やして使っても、特に得られる効果は変わりません。

化粧水や乳液は、冷やして使うことを目的に作られていないため、常温で使用することをおすすめします。

注意点⑤化粧水を使う際は手とコットンのどちらかを使用する

化粧水を使用する際、手とコットンのどちらを使用するのか迷うかもしれませんが、実はどちらを使用しても問題ありません。

大切なことは、肌への刺激を控えめにしたところで適量をつけるということです。

手とコットンのどちらを使用する場合でも、化粧水の量が少なくなりすぎないように注意しましょう。

肌質に合ったスキンケアアイテムを選ぶ

人間の肌は「乾燥肌」「脂性肌」「混合肌」「敏感肌」の4つのタイプに分けられます。

それぞれの肌質には特徴があり、タイプに合ったスキンケアアイテムを選ぶことが大切です。

最後に、4つの肌質によって異なる特徴や、おすすめのスキンケアアイテムを紹介します。

乾燥肌

乾燥肌は、肌の油分や水分が少なく、表面のうるおいや、やわらかさがありません。

肌のキメは細かいもの、乾燥によって見えない状態です。 そのため、肌が乾燥でカサカサしていたり​​、ゴワゴワしていたり​​します。

乾燥肌の方がスキンケアアイテムを選ぶ場合は、肌へのうるおいを与える成分が含まれているものや、保湿力の高いものがおすすめです。

関連記事＞＞気になる顔の保湿について 適切な保湿の方法と注意点

脂性肌

脂性肌は、油分が顕著に多く、水分量も比較的多いことが特徴です。

皮脂が多い分、肌のうるおいや伸びはあるものの、脂っぽいために肌のべたつきなどの肌トラブルが起こりやすいです。

脂性肌の方は、さっぱりタイプのものや肌を引き締める効果が期待できるものをぜひ選んでみてください。

混合肌

混合肌は、乾燥と脂っぽさが入り混じっており、肌の場所によって水分量や皮脂量が異なることが特徴です。

肌のキメは細かいもの、部分的なもの、あるいは全体的に乾燥しており、カサカサしていることが多いとされています。

混合肌の方は、水分不足を補うために保湿力の高いスキンケアアイテムを選ぶことがおすすめです。

敏感肌

肌敏感は、紫外線や花粉、気温やアレルギーなど外部の刺激に対して、肌全体が敏感になっていることが特徴です。

肌が全体的に乾燥でカサカサしていたり​​、肌荒れを起こしていたり​​します。 敏感肌の方は、低刺激でアルコールフリーのものを選んでみてください。

乳液は化粧水によって補った肌の水分を逃がさないための役割がある

いかがでしたでしょうか？ スキンケアアイテムとして使用する「化粧水」「美容液」「乳液」「クリーム」には、それぞれ役割があり、効果も異なります。

化粧水と美容液は、肌のうるおいを与える役割が、乳液とクリームには、肌に与えたうるおいが逃げないように油分でふたをする役割があります。

肌質によって、おすすめのスキンケアアイテムも違うので、ご自身の肌質を理解したうえでスキンケアアイテムを選びましょう。

QVCジャパンでは、化粧水や乳液などのスキンケアアイテムを多数出品しています。

肌質に合ったアイテムを選びたいとお考えの方は、ぜひ参考にしてみてください。