スキンケアの中でも、重要な役割を担っている保湿。
お肌にうるおいを与えてキープするのが目的ですが、保湿ケアに関しては様々な意見があります。
例えば、「肌荒れの症状がある時には保湿が重要」「保湿で肌荒れ予防ができる」なんて意見もある一方で、「保湿のしすぎは禁物」「肌を甘やかすと保湿力が低下する」なんて話もあります。
綺麗なお肌であるためには、一体どう保湿すればいいのでしょうか。ここでは、肌荒れと保湿の関係や正しい保湿方法を解説します。
保湿は肌荒れ予防に欠かせないケア
健やかなお肌と荒れているお肌
健やかで正常なお肌というのは、キメが整っていて、トラブルがなくなめらかな状態です。肌の新陳代謝であるターンオーバーも正常な日数である28日周期で行われており、定期的 に表面の細胞が生まれ変わっています。
それに対して、荒れてしまっているお肌では、かさつきが見られる、ザラザラする、吹き出物ができる、かゆみや赤みが発生するといったトラブルに見舞われてしまっています。
また、キメが乱れてしまっており、ターンオーバーの周期が乱れ、細胞の入れ替わりも起きにくいです。
キメが乱れた肌や肌トラブルの原因の1つ「乾燥」
荒れた肌に多いかさつきや、ざらつきなどの原因は、お肌の乾燥。表面の水分が失われてしまうことで、キメが乱れてザラザラしたり、カサカサになってしまったりします。
水分が失われた部分は外部からの刺激を受けやすくなるので、かさつきだけでなく、かゆみが出たり、肌が赤くなったりすることもあります。
厄介な吹き出物にも乾燥は大きく関係しており、ターンオーバーの乱れと合わせて吹き出物ができてしまっている場合もあります。
また、キメが整っているお肌は水分が十分保持されていてふっくらしていますが、キメが乱れたお肌の場合は、水分が足りなく、乾燥状態になっています。
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保湿することで乾燥による肌荒れを予防
保湿ケアでうるおいを補い、水分を肌内部にキープすることで、乾燥による肌荒れを防ぐことはできます。そのため、保湿ケアが重要と言われています。
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保湿だけでは肌荒れ予防にならない
保湿は肌荒れの予防に不可欠です。ただし、肌荒れの原因は乾燥だけではないので、保湿ケアをしただけでは完全に肌荒れを防ぐことはできません。
例えば、肌荒れの原因には、皮脂の過剰分泌やメイク汚れによる毛穴のつまりやターンオーバーの乱れなどがあります。
その他にも肌質や不摂生な生活、睡眠不足、さらには加齢なども考えられます。
のため、肌荒れを防ぐには、不摂生な生活の改善や、過剰な洗顔や不十分なクレンジング、肌質に合わないスキンケアなどの間違ったケアの改善などが必要です。保湿に頼るばかりではなく、総合的に習慣を見直しましょう。
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保湿のしすぎ・間違った保湿が肌荒れを招く場合もある
保湿ケアに関して注意したいのが、保湿ケアの方法です。保湿のしすぎや間違った保湿は、返って肌荒れを引き起こす場合があるので、正しい保湿を心がけましょう。
ついついやりがち!保湿ケアでのNG行動
一度に適量以上をつける
お肌にたくさんうるおいを与えようとして、化粧水や乳液をバシャバシャとつけるのはNG。肝心な部分が保湿できていなかったり、必要以上の水分・油分をお肌に与えたりしてしまうことで、肌内部の油分・水分のバランスが崩れ、肌荒れが起きやすくなります。
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グイグイと肌を持ち上げる
しわやたるみを気にしている人に多いNG行動です。適度なリフトアップはマッサージにもなりますし、表情しわの定着防止に繋がるので効果的ですが、過剰にやるとお肌への刺激になります。
過剰にパッティングをする
化粧水や美容液などを浸透させようとして、強い力でパッティングすると、その分だけ肌への負担になります。
化粧水の量が少ない
長く大切に使おうとするあまり、適量以下の量でケアをしてしまってはいませんか。比較的、価格が高めのアイテムを使用している方に多いNG行動です。
せっかく保湿ケアをしていても、量が足りなければ乾燥状態になってしまいます。
油分の多いものから使用する
基本的に、スキンケアでは水分を最初に浸透させてから、蒸発しないように油分で蓋をします。そのため、油分の多いものから重ねてしまうと、水分が浸透せず、うるおいを補うことができません。
正しい保湿ケアの方法
手を清潔にする
手が汚れている場合、保湿と同時にホコリや汚れが着いてしまいます。しっかりと手を洗ってから保湿ケアに入りましょう。
化粧水をつける
まずは、化粧水からつけていきます。コットンを使用する場合は、コットンに化粧水を適量とり、こすらず優しく肌に伸ばしていきます。
手で伸ばす場合は、両ほほと額、鼻に化粧水を置いて顔全体に優しく伸ばしていきます。
化粧水の馴染みが悪い場合は、化粧水の浸透を良くする美容導入液やブースターといったアイテムを活用するのがおすすめです。
美容液をつける
美容液も化粧水と同じように肌につけていきます。美容液は、何をケアしたいかによって選びましょう。
例えば、くすみやシミを予防したい場合は美白に特化したアイテム、年齢による肌の衰えをケアしたいのならエイジングケアでできるアイテム、より保湿に重点を起きたいのなら保湿系の美容液が良いでしょう。
乳液で蓋をする
乳液は油分が多いアイテムなので、化粧水や美容液の後につけていきます。手に乳液をとったら、頬・あご・おでこにのせて薄く伸ばしましょう。
この時、化粧水や美容液が肌になじむ前につけてしまうと、保湿ケアの効果が半減しますので、前に塗ったアイテムの馴染みを確認できたら重ねるのがコツです。
クリームでより蒸発を防ぐ
乾燥が気になる方は、乳液よりももっと油分が多く、テクスチャーも硬めなクリームで蓋をするのがおすすめです。
肌荒れ時の保湿ケア
肌荒れが起きているということは、肌のバリア機能が低下しているということ。保湿ケアを怠ってしまうと、肌荒れが悪化したり、別の場所が荒れてしまったりすることも考えられるので、保湿ケアはできるだけ怠らないようにしましょう。
ただし、使用するアイテムには注意が必要です。これまで問題なく使えていた基礎化粧品でも、肌が弱っている状態では刺激となってしまう可能性があります。
できるだけ肌に優しいものや敏感肌用のアイテムを活用するようにすると、お肌への負担を軽減することができます。
また、ケアするときに刺激を与えないことも大切です。
肌荒れ部分に力を入れてしまうと、かえって肌荒れを悪化させることになってしまいかねません。とにかく、優しく丁寧にすることを心がけましょう。
特にコットンを使ってケアをしている方は要注意です。コットンでこすることで刺激を与えてしまう場合もあるので、肌荒れが治るまでは手でケアをするようにしましょう。
保湿ケアで肌荒れ予防を
肌荒れが起きてしまう原因の1つに乾燥があります。そのため、保湿ケアは正しくやれば肌荒れの予防につながります。
しかし、肌荒れの原因は、乾燥だけでありません。不規則な生活も原因の一つであるため、保湿ケアだけでなく、不摂生な生活の改善や間違ったケアの改善などが必要です。
規則正しい生活と正しくケアを行なって、肌荒れを予防していきましょう。
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