肌が荒れてしまうと、その部分ばかり気になってしまうもの。「出来るだけ肌荒れを目立たなくさせたい」「一刻も早く治したい」そんな思いから、肌荒れの対処方法について色々と調べている方は多いのではないでしょうか。
かさつきやごわつき、吹き出物といった肌荒れの症状が出てしまっている場合、改善と予防を同時に行なって対処するのが最も確実な方法です。
改善するためには、医療機関や医薬品などを頼らないと難しいですが、これ以上肌荒れを増やさないための予防であれば、基礎化粧品でのケアや普段の生活習慣の改善で対処することができます。
肌荒れが急にできてしまって困っている方や肌荒れの症状が治らず困っている方のために、ここでは肌荒れの正しい対処方法について解説します。
肌荒れができてしまった時は"改善"と"予防"を心がける
冒頭でもお伝えしたように、肌荒れの症状が出てしまった場合は、症状の改善と予防を同時 に行なっていきます。
荒れているお肌というのは、外部からの刺激に弱く、ちょっとしたことでも傷付いてしまいます。そのため、改善と同時に予防も行わないと、どんどん色々な箇所が荒れてしまい、いつになっても肌荒れがおさまりません。
ですので、肌荒れは症状の改善と予防を同時に行って対処することが大切です。
関連記事>>肌荒れで何もしないのは危険!肌荒れ時の正しい対処は改善と予防
肌荒れは「皮膚科」か「医薬品」で改善
肌荒れの症状には、お肌のかさつき・ごわつきや、赤み・かゆみ、吹き出物といった症状がありますが、これらはメイクアップアイテムや基礎化粧品で改善することはできません。
肌荒れは、医療機関を受診して医師の診断のもと改善していくか、医薬品を使って改善していきます。
皮膚科を受診して肌荒れを改善する
医療機関で肌荒れを改善する場合は、皮膚科を受診します。どのような症状が出ているか、アレルギーはあるかなどを診察して、適した治療薬を処方してくれます。
処方される治療薬のタイプは飲み薬や塗り薬と多岐に渡ります。
予約が必要だったり、診察に時間がかかったりするなどちょっとした手間がかかるのがデメリットですが、その人の症状・体質に合わせて薬を処方してくれるので、肌荒れを早く改善できるというメリットがあります。
ドラッグストアの医薬品で肌荒れを改善する
ドラッグストアには、肌荒れ用の飲み薬や塗り薬が販売されています。手軽に手に入る上、すぐに改善ケアが始められるのが魅力ですが、購入した医薬品が体に合わない、なかなか効き目が現れないといったことも懸念されます。
特に、ドラッグストアで販売している肌荒れ用の医薬品は第2類医薬品と、第3類医薬品が ありますが、第2類医薬品は、体に合わないと副作用が発生する恐れがあります。
副作用が気になる、手っ取り早く治したいという場合は、時間を作って医療機関を受診するのがおすすめです。
肌荒れの原因と予防に必要なこと
人間の肌は、表面にある角質細胞の中にある天然保湿因子(NMF)と、細胞と細胞の間にある細胞間脂質内のセラミド、毛穴の皮脂腺から分泌される皮脂膜の3つ(三大保湿因子)や、女性ホルモンの1つであるエストロゲンによってうるおいが保たれています。
また、このうるおいには、外部からの刺激(ホコリや花粉)から守る役割もあります。
肌荒れのない健やかなお肌では、このうるおいのバランスが一定に保たれており、バリア機能も正常に働いています。
肌荒れの原因の多くが「乾燥」
正常なお肌では、うるおいが一定に保たれていますが、このうるおいのバランスが崩れてしまうと、急激に肌が乾燥し、肌荒れを起こしやすくなります。
うるおいが失われる原因には、以下のことが考えられます。
ターンオーバーの乱れ
肌は28日周期で角質細胞が生まれ変わり、新しくなっています。この仕組みをターンオーバー(肌の新陳代謝)と呼び、美しい肌をキープするためには欠かせ ません。
しかし、不規則な生活が続くと、ターンオーバーの周期が乱れ、古い角質細胞が排出されず残り続けてしまいます。
老化した角質細胞は、新しい角質細胞に比べて天然保湿因子が非常に少ないため、保湿力が低下し、乾燥しやすくなります。
紫外線によるダメージ
紫外線を浴びると、人間の体は肌を守ろうと角質層を厚くします。角質層が厚くなるということは、古い角質細胞が表面にとどまる期間が長くなるということ。
その結果、肌のキメが乱れ水分が蒸発しやすくなったり、表面の天然保湿因子が少なくなったりしてしまいます。
関連記事>>【徹底解説】UVケアの基本 肌を焼かないための正しい日焼け予防法
皮脂やメイク汚れなど外的刺激による肌荒れも
お肌がうるおいを失うと、同時に肌のバリア機能も低下します。そのため、乾燥しがちな肌は花粉やホコリといった外的刺激を受けやすくなるため、かゆみや赤みといった症状が発生しやすくなります。
また、うるおいを補うために皮脂が過剰に分泌された結果、毛穴に皮脂と角質がつまり、吹き出物ができることも起こりやすいです。
なお、吹き出物の原因は乾燥や皮脂の過剰分泌だけではありません。メイクや洗顔料などがしっかり落とせてなかった場合も、吹き出物の原因となります。
保湿と洗浄を徹底する
肌荒れを予防するためには、
- 洗顔・クレンジングで肌を清潔に保つ
- 保湿ケアで足りないうるおいを補う
といったことを徹底しなければなりません。
ただ、間違った方法だと、洗顔や保湿ケアをしても意味がありません。
すでに肌荒れが起きてしまっている場合は、うるおいが失われてバリア機能が低下している状態なので、クレンジングや洗顔、保湿ケアでは、肌に負担をかけないよう優しく丁寧を心がけましょう。
洗顔・クレンジングのポイント
洗顔・クレンジングで大切なのは、こすらないこと。ゴシゴシとこすると、お肌への負担となるので、こすらないようにしましょう。特に洗顔は、こするのではなく泡で落としていくのが基本です。
顔を濡らしたりすすいだりする場合は、30度前後のぬるま湯を使用しましょう。すでに肌荒れが起こってしまっているのであれば、洗顔料もクレンジングもできるだけ低刺激なものがより負担をかけないのでおすすめです。
保湿ケアのポイント
保湿ケアでは、薬用化粧品を取り入れましょう。薬用化粧品には、肌荒れに対する効果・効能が認められる成分が含まれた化粧水や乳液があります。
そういったアイテムを取り入れることで、将来できる肌荒れを予防できる可能性が高くなります。
色々な薬用化粧品がありますが、すでに肌荒れに悩まされている場合は、洗顔・クレンジング同様、低刺激のものがおすすめです。
関連記事>>肌荒れと保湿の関係とは_正しい保湿ケアで肌荒れを予防しよう
セルフで出来る肌荒れ予防方法
肌荒れを予防するためには、洗顔や保湿ケアを徹底することが重要ですが、その他にも、肌荒れ予防のためにセルフで取り組めることがあります。
しっかり睡眠をとる
睡眠不足は肌荒れの原因となってしまうため、夜更かしなどをせず、毎日十分に睡眠を撮りましょう。
適度なリラックスタイムと運動をする習慣を
肌荒れはストレスによっても引き起こされます。ですので、日々適度なリラックスタイムを設け、可能であればリフレッシュがてら運動を心がけるようにしましょう。
関連記事>>【徹底解説】肌荒れの症状と原因、それぞれの対処法について
肌荒れを目立たなくさせるのには?
お肌が荒れてしまった時は、保湿ケアと紫外線対策にとどめ、メイクをしないのが理想的です。ただ、外出する場合や人前に出ることがある場合は、メイクしないわけにもいきませんよね。
肌荒れをできるだけ目立たなくさせるためのコツは、ファンデーションとコンシーラー。
コンシーラーで肌荒れが気になる部分をカバーし、その上から薄くファンデーションを重ねると比較的目立たなくなります。
ただし、化粧品は肌に異常がある時は使用を控えるべきです。化粧品のパッケージにも、「肌に異常があるときには使用しないでください」と明記されています。
そんな時、おすすめなのが薬用のコンシーラーやファンデーション。肌荒れ時はいつもと違う、低刺激で効果が認められた物を使用しましょう。
肌荒れの対処方法は改善と予防
厄介な肌荒れは、皮膚科医の処方した薬か市販の医薬品で改善するのと、洗浄と保湿をご自宅で徹底して予防して、対処しましょう。
肌荒れ予防も同時に行うことで、肌荒れが増えてしまうのを防げるので、肌荒れに悩み続けるという状況を回避できます。
洗顔と保湿ケアの徹底だけでなく、十分な睡眠を心がけたりすることも肌荒れ予防にはつながりますので、ぜひチャレンジしてみてください。
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