お肌のコンディションは、見た目だけでなく気分も左右するもの。肌荒れもなく綺麗な状態だと、気分も上がりますし、メイクやおしゃれにも気合が入るという方は多いかと思います。
しかし、厄介なのが、肌荒れが起きてしまった時です。肌荒れが起きると、メイクのりも悪いですし、気分も落ち込んでしまいますよね。その中でも、特に辛いのが念入りにケアしていたのにも関わらず、突然肌荒れが起きてしまった時。
原因もわからず戸惑ってしまう方もいるのではないでしょうか。基本的に、肌荒れは様々なことが原因で引き起こされますが、突然肌が荒れたという場合は、花粉や外気の変化など季節的なものだったりすることが多いです。
ここでは、急にできてしまった肌荒れの原因を中心に解説します。
そもそも肌はなぜ荒れる?
かさつき・ごわつき・吹き出物など、肌荒れの症状は様々ですが、それぞれに大きく関係しているのが「お肌のバリア機能」です。
人間の皮膚は、毛穴の皮脂腺から分泌された皮脂腺と、肌表面にある角質細胞内の天然保湿 因子(NMF)、角質細胞と角質細胞の間にある細胞間脂質によってうるおいを保たれています。このうるおいがバリアの役目を果たし、外部からの刺激から肌を守っています。
しかし、ターンオーバーの乱れや不摂生な生活、間違ったスキンケアなどでお肌がうるおいを失うと、肌が乾燥して刺激を受けやすくなり、肌荒れが起きやすくなってしまいます。
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急にできてしまった肌荒れ、その原因とは?
肌荒れは、お肌のバリア機能(うるおい)が低下することで発生するトラブルです。
不規則な生活や栄養バランスの偏り、うるおい・洗浄不足など、普段の習慣が原因で起こりますが、全く別のことが原因となっている場合もあります。
季節の変わり目による外部環境の変化で肌が荒れる
季節が変わると、それに伴い外気が大きく変化します。例えば、空気が乾燥しやすくなったり、お肌に降り注ぐ紫外線の量が多くなったりするといった変化が見られます。
乾燥や紫外線は、お肌のバリア機能を低下する要因ですので、季節が変わるとそれだけお肌が受けるストレスも大きくなります。その結果、肌が敏感になり荒れなりやすくなります。
また、季節の変わり目に多い寒暖差も肌荒れの原因です。
人間の体は体温を一定に保つため、代謝や血流を促したり抑制したりする働きがあります。しかし、気温の変動が激しかったり、冷暖房の影響で場所ごとに気温が変わったりすると、体温の調節がうまくできなくなります。
内臓の働きが安定しなくなるので、体が冷えやすくなったり体調を崩しやすくなりし、吹き出物ができてしまったり、お肌の潤いが失われて乾燥した状態になってしまいやすくなります。
関連記事＞＞【徹底解説】肌荒れの症状と原因、それぞれの対処法について
花粉によって皮膚炎を起こして肌が荒れる
肌荒れの元となるのは、気温差や環境の変化だけではありません。花粉によっても肌荒れは引き起こされます。
花粉による肌荒れは、"花粉皮膚炎"と呼ばれ、まぶたやほほ、首などに起こります。
赤く腫れる・乾燥する・ヒリヒリするといった症状が見られ、発疹のようになる場合もあります。
お肌に合わない化粧品による肌荒れ
化粧品には、さまざまな成分が含まれているため、化粧品の中には、自分のお肌に合わないものもあります。
お肌にのせたときにピリッと痛んだ、時間が経って赤くなってしまった場合は、化粧品がお肌に合っていないことが考えられます。
化粧品による肌荒れは、新しい化粧品を使用した時だけではありません。
お肌のバリア機能が低下している場合、今まで問題なく使用できていた化粧品でも肌が荒れてしまうことがあります。
突然の肌荒れを改善するためには?
急に肌が荒れてしまった場合、メイクで目立たなくすることを重視する方もいますが、最も 大切なのはできてしまった肌荒れを改善することです。
肌荒れを改善する方法は、医薬品で治すか皮膚科を受診するかの2つになります。
医薬品で治療する
肌荒れ改善の中でも、最も手軽な方法が、医薬品を使う方法です。ドラックストアで販売されている医薬品の中には、肌荒れに効果のある飲み薬や塗り薬があります。
ある程度規模のあるドラックストアならどこでも手に入るので、簡単に肌荒れケアを始められます。
ドラックストアで販売されている肌荒れに特化した医薬品は、大きく分けると第2類医薬品 と第3類医薬品に分かれます。第2類医薬品の方が、効きがいいというわけではなく、副作用や相互作用があるものが第2 類医薬品とされ、そういったものが認められないものが第3類医薬品として指定されています
皮膚科を受診する
急な肌荒れの中には、花粉皮膚炎のような皮膚疾患を起こしているものもあります。特に、吹き出物は単純なニキビじゃない場合も考えられます。
肌荒れがあまりにも酷い場合やドラックストアの医薬品でも改善が見込めない場合は、皮膚科を受診しましょう。
医師が症状をしっかり見て診断をし、症状にあった処置を行ってくれるため、より効果的な肌荒れ改善が期待できます。
関連記事＞＞肌荒れで何もしないのは危険!肌荒れ時の正しい対処は改善と予防
メークアップアイテムや基礎化粧品では改善はできない
肌荒れ改善で注意すべきなのが、化粧品。メークアップアイテムはお肌を綺麗に見せたり華やかにするのが目的で、基礎化粧品はうるおいを補ったり、洗浄したりすることが目的です。
そのため、メークアップアイテムや基礎化粧品では肌荒れを改善することはできませんので、注意してください。
肌荒れを再発させないための3つのポイント
急に肌荒れが起きてしまった場合は、悪化させたりこれ以上肌荒れ部分を増やしたりしない ことが大切です。そのためのポイントをいくつかご紹介します。
合わない化粧品は使わない
化粧品によって肌が荒れてしまった場合は、その化粧品の使用を中断しましょう。肌が荒れたにもかかわらず、使い続けてしまうと、より肌荒れを悪化させることになりかねません。
また、いつも使っている化粧品でも肌が荒れてしまうことがあります。
その場合、肌が弱っているせいで刺激を受けやすくなっているので、肌荒れの症状が見られるときは、敏感肌用の化粧品がおすすめです。
清潔でうるおいのあるお肌を徹底する
正常なお肌というのは、清潔でうるおいのある状態。ですので、肌荒れが起きてしまったら、クレンジング・洗顔を徹底して汚れを落とし、基礎化粧品を使って足りなくなってしまっているお肌のうるおいを補いましょう。
お肌を洗顔料やクレンジングで洗浄するときや、保湿ケアを行うときは、お肌に刺激を与えないことが大切。
ゴシゴシこすったり、叩いたりしたりしないようにしましょう。
関連記事＞＞正しい保湿の方法とは?保湿ケアの基本と肌のうるおいを保つための注意点
メイクは薄めにする
濃いメイクをすると、それだけ洗浄力の強いクレンジングを使わなければなりません。
洗浄力の強いクレンジングは弱ったお肌には大きな刺激となってしまい、悪化や新たな肌荒れの原因に。
また、メイクをすればその分だけお肌に負担をかけることにもなります。肌が荒れてしまったときは、できるだけ薄くメイクを心がけてお肌への負荷をかけないようにしましょう。
関連記事＞＞肌荒れ時に大活躍!負担をかけないベースメイク・ポイントメイクとは?
急に肌が荒れてしまったときは季節が関係しているかも
間違ったスキンケアや睡眠不足、不摂生な生活によって、お肌のバリア機能が低下してしまうと、肌荒れの症状として、お肌のかさつきやごわつき、吹き出物が現れてしまいます。
基本的に間違った習慣で起きてしまう肌荒れですが、中には季節の変わり目による外気の変化や花粉、合わない化粧品によって肌荒れが起きる場合もあります。
急な肌荒れに見舞われてしまった場合は、医薬品や医師の診断の元の治療が効果的です。その上で、洗浄と保湿ケアを徹底し、刺激になることを避けるようにしましょう。
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