年齢を重ねるごとに、増えていってしまう「お顔のしわ」。しわができると、その部分だけ目立ってしまったり、全体的に老けた印象になってしまいます。
「なんとかしてしわを対策したい。綺麗な状態をキープしたい。」そう感じている人も多いのではないでしょうか。
しわ対策と聞くと「しわを無くそう!」と考える方が多いかと思いますが、セルフケアではしわを改善したり、完全に無くしたりすることは難しく、美容皮膚科や美容整形外科などでのケアが必要になります。
ですので、セルフでしわ対策をしようと思ったら、「目立たせないこと」を意識することが重要です。ただ、どう目立たせないかは、しわの種類によって異なるため、まずはしわの種類・それぞれの原因を押さえることが大切となります。
そこで本記事では、しわの種類・原因をしっかり説明した上で、セルフでできる"目立たせないためのしわ対策"を解説します。
厄介なお顔のしわは3つの種類に分けられる
「しわ」と聞くと、お顔にできたしわは全部同じものと思われがちですが、実際はしわにも種類があります。ですので、しわ対策の方法もしわの種類によって変化するため、まずはお顔にできたしわが何なのかを見極めましょう。
浅く細かくできる【表皮しわ】
表皮とは、お肌の最も外側にある0.2mm程度の膜のこと。
この薄い膜にできるしわを「表皮しわ」と呼びます。(「ちりめんじわ」「小じわ」と呼ぶ場合もあります。)表皮しわは、お肌の表面が乾燥することで生じるしわで、目元や口元に浅く細かくできるのが特徴です。
乾燥の原因は、人によって異なります。生まれつき肌が乾燥しやすいこともあれば、過度な洗顔による皮脂不足で乾燥する場合もありますし、加齢によって乾燥しやすくなることもあります。
また、外気の影響を受けて乾燥する場合もあります。
関連記事>>正しい保湿の方法とは?保湿ケアの基本と肌のうるおいを保つための注意点
肌の奥深くにできる【真皮しわ】
真皮とは表皮のさらに奥にあるもので、皮膚の大部分を形成している「本体」ともいえるべき場所です。そのため真皮しわは、表皮しわに比べて溝のように深くできてしまうのが特徴で、まぶたの下やほうれい線の部分など広い部分にできます。
真皮しわの原因は、お肌のハリの低下。紫外線を浴びてしまったり、歳を重ねるとお肌のハリをキープできなくなってしまい、肌がたるみやすくなった結果、深いしわとなってしまいます。
一時的なものが多い【表情しわ】
表情しわとは、笑った時や厳しい表情をした時に、おでこや眉間、目尻にできるしわのこと。
ずっと残ってしまう表皮しわや真皮しわに対し、表情しわは一時的なものが多く、すぐに消えるものが多いので、そこまで心配する必要はありません。
しかし、癖などによって長い時間しわを寄せていた場合、表情筋が定着し、長く残るしわとなってしまうことがあります。
しわ対策では「目立たせないこと」を意識する
しわができてしまうと、まず「しわを無くそう!」と意識される方は非常に多いです。
しかし、セルフケアでしわをなくすことはかなり難しいため、本気でしわを無くそうと思ったら、美容皮膚科や美容外科でのケアが欠かせません。
ただ、「しわを目立たなくすること」は、ご自宅でのケアでも可能です。ですので、しわ対策では目立たせないことを意識しましょう。
関連記事>>しわを目立たなくする!しわケアのポイントを解説
表皮しわを目立たなくさせる対策方法とは?
化粧品メーカーでは、効能評価試験済みの乾燥による小じわを目立たなくさせるための美容液やクリーム、パックなどが販売されています。
表皮しわを目立たなくさせるには、このような「乾燥による小じわを目立たなくする化粧品」をどんどん取り入れていきましょう。
美容液やクリームなどの他に、化粧水や乳液などもドラックストアやコスメカウンターでは販売されています。乾燥小じわを目立ちにくくするアイテムを選ぶときは、効能評価試験済みかどうかをきちんとチェックしましょう。
真皮しわや深い表情しわを目立たなくさせる対策方法とは?
真皮しわや癖になってしまった表情しわは、浅い部分にできる表皮しわとは違い、乾燥が原因ではありません。そのため、効能評価試験済みの「乾燥によるしわへの効果が認められる化粧品」を使っても目立ってしまうことがほとんどです。
ですので、真皮しわや深い表情しわは「メイク」で隠していきます。
ベースメイクが重要
メイクには、リップメイクやアイメイク、眉メイクなど色々ジャンルがありますが、真皮しわや深い表情しわを隠すのに重要なのが、全てのメイクの土台となる「ベースメイク」です。
リップメイク・アイメイク・眉メイクは形を整えたり、色を乗せたりするのが主な役割ですので、しわを隠すとなると、効果は薄くなります。
対して、ベースメイクはお肌を均一に整えて、綺麗に見せる役割があります。そのため、しわはベースメイクで隠すのが一般的です。
しわ隠しのためのベースメイク術
メイク前は化粧水・乳液で保湿
しわがあるないに関わらず、メイク前にはしっかり保湿をしましょう。保湿をしないでメイクを重ねてしまうと、メイクが崩れやすくなり、返ってしわが目立ってしまいます。
スキンケアでは様々なアイテムを使用しますが、基本的には油分の少ないものから重ねていきますので、化粧水→美容液→乳液→クリームの順でお肌にのせましょう。
「朝は何かと忙しい」「時短したい」という場合は、オールインワンのアイテムを使用するのもおすすめです。
関連記事>>気になる顔の保湿について 適切な保湿の方法と注意点
化粧下地を塗る
スキンケアができたら、少しお肌を自然乾燥させてからメイクに入ります。
まずは、化粧下地を利き手と反対の手にとります。だいたいパール大ほどの量をとったら、利き手の中指と薬指に化粧下地をのせ、おでこ・鼻・あご・両方頬の5カ所に点状にのせます。
そのあと、同じく中指と薬指でムラがないよう、薄く伸ばしていきます。
ファンデーションを重ねる
化粧下地をムラなくのせられたら、ファンデーションを重ねます。ファンデーションは、パウダー状のものからリキッド、クッションなど様々な種類がありますが、全てに共通して言えるのが「薄塗りを意識すること」です。
しわを隠そうとついつい厚塗りしてしまう方が多いですが、ファンデーションを厚塗りすると、化粧下地に密着していない部分がヨレやすくなるため、化粧が崩れしわが余計目立つことになってしまいます。
ファンデーションの正しい塗り方は、種類によって違います。
・パウダーファンデーションの場合
少量をパフに取り、おでこや頬など広い部分から塗っていき、よれやすい目元や鼻筋は薄く塗ります。
・リキッドファンデーションの場合
化粧下地と同じように手にとったら、専用のクッションに少量をとり、頬やおでこ→目元や鼻の順で伸ばしていきます。
・クッションファンデーションの場合
専用のパフに少量を取り、面積の広い部分から塗っていきます。
コンシーラーを重ねる
ファンデーションを重ねたら、コンシーラーを重ねます。
コンシーラーの種類もファンデーションと同様、いろいろな種類があります。ですのでしわができている部分によって使い分けると良いでしょう。
目元のしわやくまを隠したい場合は、リキッドタイプのコンシーラーがおすすめ。よく動く部分なので、薄く塗れる上、ペンのように濡れるリキッドタイプは細かい部分のしわにも対応できます。
広い部分にはどのタイプのコンシーラーでも問題ありませんが、しわの部分は暗くなっているので、明るい色を重ねると良いでしょう。ただし、厚塗りは厳禁です。
パウダーをのせる
ベースメイクの最後には、フェイスパウダーをのせます。フェイスパウダーも厚塗りしないように気をつけましょう。
関連記事>>化粧崩れを防止するための5つのアイテムと朝に実践したい8つのコツ
しわをこれ以上増やさないことも大切
しわを目立たなくさせることはとても重要ですが、それだけでなくしわを予防することも大切。
しわの原因となる乾燥を防ぐアイテムを取り入れたり、紫外線対策を行ったり、適度なマッサージを心がけるようにしましょう。
関連記事>>気になる腕の日焼け 防止する方法とアイテム(アームカバー・日焼け止め・日傘など)
しわ対策は目立たせないが基本
見た目に大きな影響を及ぼす「しわ」ができてしまった時は、目立たせないことを意識しましょう。そのためには、しわの種類にあった対策が欠かせません。
しわには、浅く細かい「表皮しわ」・深くて目立つ「真皮しわ」・一時的な「表情しわ」の3種類があります。いわゆる小じわと呼ばれる表皮しわの場合は、効能評価試験済みの乾燥による小じわを目立たなくさせる効果が認められたアイテムを活用しましょう。
表情しわが定着してしまった場合や真皮しわができた場合は、しわ消しメイクを実践してみましょう。
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