お顔にできるしわは、見た目の印象を大きく左右します。
例えば、眉間にしわがあると常に厳しい表情をしている人に思われてしまいますし、人相もはっきり言って良くありません。また、口周りにしわできてしまうと、実年齢よりも老けた印象となってしまい、若々しさが失われてしまうことがあります。
このようにお顔のしわは、見た目に影響するため、日常生活の中でしわの原因となることがあれば、防いでいきたいですよね
ここでは、なぜしわができるのか、その種類ごとに原因を解説します。
お顔にできるしわの種類は1つじゃない!主な「しわ」の種類とは?
お顔にできるしわは、全部一緒だと思っていませんか?
眉間にできたもの・目元にできたもの・口元のもの、全て「しわ」には変わりありませんが、実際は3つの種類に分けられます。
表皮しわ
表皮とは、皮膚の最も外側にある厚さだいたい0.2mmの膜です。刺激や異物の侵入を防ぐ役割があり、「角層」「顆粒層」「有棘層」「基底層」の4層で形成されています。最も外側にあるのが角層、内側にあるのが基底層です。
表皮シワは、表皮にできるシワのこと。ちりめんじわや小じわと呼ばれることもあります。シワの中でも、浅くて細かいのが特徴で、目元や口元に多くできます。
真皮しわ
真皮とは、表皮の基底層のさらに内側にある、皮膚組織の本体ともいえる部分です。表皮の厚さ(0.2mm程度)に比べると、平均して2mmの厚さがあります。
繊維状のタンパク質であるコラーゲンや、ヒアルロン酸、エラスチン、これらを生成する線維芽細胞でできています。
そのほか真皮にはリンパ管や血管なども張り巡らされています。真皮しわは、この真皮の部分からできるシワで、まぶたの下やほうれい線など広い部分にできるのが特徴です。真皮しわで皮膚がたるんだりすることもあります。
表情しわ
表皮しわや真皮しわは、長く残ってしまいやすいしわですが、表情しわは基本的に、一時的なものです。眉を寄せた時にできる眉間のしわやおでこのしわ、笑った時にできる目尻のシワなどが表情しわと呼ばれるものです。
3種類のしわのそれぞれの原因とは何か?
お顔のしわは、主に3種類に分けられるのでそれぞれ原因が全く異なります。
表皮しわができる原因
浅く細かくできる表皮しわの原因は、"お肌の乾燥"です。
保湿不足や加齢、環境の変化などによって、お肌が乾燥すると、肌のキメが乱れてしまい、線状の溝が生じます。そのため、シワとなってわかりやすくなってしまうのです。
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真皮しわができる原因
真皮しわは、加齢や紫外線などで肌のハリが失われ、肌がたるむことによって生じてしまいます。紫外線の中にはお肌の真皮まで届くUVAという物質があり、これらがお肌にハリを与える物質を破壊してしまいます。
また、ハリをキープする物質は年齢ともに減っていってしまうため、加齢とともにハリも失われていきます。
表情しわができる原因
表情しわはその名の通り、表情を変えた時にだけ発生します。基本的には一時的なものですが、常にしわを寄せていたり、加齢とともにハリが失われたりすると、表情しわが定着してしまう場合があります。
しわをできるだけ作らないための予防方法
しわを予防するためにはどんなことが必要なのか、しわの種類ごとに予防法を解説します。
真皮しわの予防方法
真皮しわの場合は、とにかくお肌にハリを失わせないことが大切です。
紫外線予防を徹底する
紫外線は、お肌のハリを失わせる大きな要因です。ですので、日傘をさすなど紫外線予防を徹底しましょう。
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表情しわの予防方法
表情しわには表情筋が大きく関係しているので、表情筋に対するアプローチが欠かせません。
表情筋をマッサージする
表情しわを予防するためには、適度に表情筋をマッサージするのがぴったりです。
マッサージする時は、両手の人差し指・中指・薬指を使って円を描くように下方向から上方向へくるくるとマッサージします この際、フェイスクリームなどを使用すると、摩擦を防ぐことが可能です。
しわとなる癖をやめる
例えば、眉間にしわを寄せてしまいがちな場合は意識してやめてみましょう。また、目が悪くて眉を寄せているという場合は、めがねやコンタクトを使用するといったことも試してみましょう。
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万が一、しわが出来てしまった時は?
しわが出来てしまった時は、まずそれがなんの種類かを見極めましょう。
目尻や口元などにできていて、乾燥している場合は、表皮しわである可能性が非常に高いです。効能評価試験済みの乾燥による小じわを目立たなくする化粧品を取り入れてみましょう。
それでもしわが消えない場合は、真皮しわや定着してしまった表情しわの可能性があります。真皮しわや表情しわは乾燥が原因ではないため、乾燥による小じわを目立たなくする化粧品ではケアできません。
しかし、メイクをすることである程度目立たなくさせることができます。しっかり保湿を行ってから、薄く重ねる形でベースメイクを仕上げていきましょう。
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しわの種類は3種類
お肌の印象を左右するしわは、「表皮しわ」「真皮しわ」「表情しわ」の3種類に分けられます。
- 表皮しわ・・・加齢・保湿不足・季節などによる乾燥
- 真皮しわ・・・加齢・紫外線によってハリが失われる
- 表情しわ・・・表情筋の定着
そのため、しわを予防するためには、お肌のハリを失うような習慣を改善する、表情筋のマッサージを行うということが欠かせません。
今回ご紹介した7つの方法を実践して、しわを防いでいきましょう。万が一、しわができてしまったという場合は、できてしまったしわがどれなのか判断した上での対処が欠かせません。
表皮しわの場合は、効能評価試験済みの乾燥による小じわを目立たなくする化粧品での対処が考えられますが、真皮しわや表情しわの場合は難しいです。
真皮しわや表情しわができてしまった場合は、メイクで目立たなくすることを考えましょう。この時、厚塗りるとメイク崩れを起こしてしわが目立ちやすくなるので、薄く重ねることを意識しましょう。
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