「きれいな肌を保ちたい」「もっときれいな肌になりたい」とお考えの方は、肌の保湿に気を遣っているのではないでしょうか。

保湿は、肌のうるおいを保つために欠かせないスキンケアの1つです。

そして、保湿を徹底したいのであれば、洗顔を見直すことも重要です。

正しい洗顔を行わないと肌が乾燥し、うるおいを保てなくなってしまいます。

そこで本記事では、肌のうるおいを保つための洗顔方法や、正しい保湿の手順を紹介します。

タオルで顔を拭う女性

正しい洗顔の手順と方法

正しい洗顔を行うことで、肌のうるおいを作ることができます。

しかし、正しい洗顔方法がわからずに、自己流の方法で洗顔を行っていませんか?

そのような方は、洗顔方法が間違っている可能性もあるため、まずは正しい洗顔の手順や方法を確認していきましょう。

手順①手を洗う

洗顔を行う前に、まずはしっかりと手を洗いましょう。

手には多くの雑菌が付着しており、手を洗わずに洗顔を行うことで、顔にもその雑菌が付着してしまいます。

つまり、せっかく洗顔を行っても、手が汚いままでは肌はきれいな状態にならないということです。

また、油性の汚れが付着した手で洗顔を行う場合、洗顔料はなかなか泡立ちません。

なぜなら、油性の汚れには、洗顔料や石鹼の泡立ちを阻止する成分が含まれているためです。

そのため、雑菌の付着を防止するためだけではなく、洗顔料の泡立ちをよくするためにも、洗顔を行う前に手を洗うことが大切です。

手順②ぬるま湯で顔を濡らす

洗顔料をつける前に、顔の表面に付着した汚れやほこりをぬるま湯で洗い流しましょう。

具体的には、30℃前後のぬるま湯を使用して、顔を軽く濡らします。

ここで注意したい点として、明らかに30℃よりも冷たい水、もしくは熱いお湯を使用してしまうと、逆効果であるということが挙げられます。

どのようなことかというと、冷水を使用した場合、化粧や皮脂をしっかりと落とすことができません。

反対に、熱湯を使用した場合、肌のうるおいに欠かせない皮脂も落としてしまうため、乾燥につながります。

そのため、30℃前後のぬるま湯を使用することが望ましいです。

関連記事>>肌荒れ予防につながる「正しい洗顔方法」と洗顔料の種類まとめ

手順③洗顔料を手にとって泡立てる

顔をぬるま湯で濡らしたあとは、洗顔料を泡立てます。

洗顔料を泡立てずにこするように伸ばしてしまうと、摩擦によるダメージを肌に与えてしまうため、しっかりと泡立ててから、その泡で顔を洗うことが大切です。

また、洗顔料を泡立てる際は、使用する洗顔料の量にも注意しましょう。

「洗顔料の量が多いほど汚れが落ちる」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、実際は使用量が多いことで、本来必要である皮脂まで落としてしまう可能性があります。

そのため、洗顔料のパッケージに記載されている適切な量を使用しましょう。

手順④泡で顔の皮脂や汚れを落とす

適切な量の洗顔料を泡立てたら、おでこや鼻筋などの皮脂が多い、Tゾーンとよばれる箇所から洗っていきましょう。

Tゾーンを洗い終えたら頬に泡を乗せて、顔の中心から外側に向けて、くるくると泡を転がすように伸ばしていきます。

そして最後に、残った泡で目元や口元を洗い、皮脂や汚れを丁寧に落とします。なお、目元や口元は皮膚が薄いため、こすらずに優しく洗いましょう。

手順⑤ぬるま湯で泡をすすぐ

最初に顔を濡らしたときと同様に、ぬるま湯を使用して洗顔料を落としていきます。

このとき、こするのではなく、手の中に注いだぬるま湯を顔につけるという感覚で、優しく洗い流すことがポイントです。

また、顔に洗顔料が残ってしまうと肌荒れにつながるため、泡が残りやすいこめかみやあご、そして髪の毛の生え際は特に入念にすすぎましょう。

手順⑥清潔なタオルで水分を拭き取る

洗顔料を落とし終えたら、清潔なタオルで押さえるように水分を拭き取ります。

肌にダメージを与えることを防ぐために、洗顔後はタオルでゴシゴシとこすらずに、優しく拭きましょう。

なお、濡れた手や顔を拭いたタオルを洗わずに放置していると、雑菌が繁殖してしまうため、こまめに取り換えることが大切です。

手順⑦洗顔後すぐにスキンケアを行う

タオルで顔の水分を拭き取ったあとは、すぐにスキンケアを行うことも大切です。

洗顔後の肌は、水分が蒸発して乾燥しやすい状態であるため、そのまま放置してしまうと、どんどん乾燥していってしまいます。

乾燥を防ぐためには、うるおいを補うための水分や、その水分を密閉するための油分を補う必要があります。

そのため、洗顔後は時間を置かずにすぐにスキンケアを行いましょう。

正しい洗顔の回数やタイミング

洗顔は肌を清潔に保つために欠かせないケアですが、ただ単純に洗顔する回数を増やせばよいというわけではありません。

洗顔を行う回数が多いことで、皮脂が失われて乾燥しやすくなる可能性もあります。

一般的に洗顔を行う回数は、朝と夜の合計2回が理想的だとされています。

ここからは朝と夜、それぞれどのタイミングで洗顔を行ったらよいのかを解説するので、ぜひ参考にしてみてください。

朝の洗顔

朝の洗顔は、化粧やスキンケアを行う前に行うことが一般的です。

そもそも、朝の洗顔を行う目的は、寝ているあいだに付着した汚れや皮脂、そして就寝前につけたクリームなどの油分を落とすためです。

朝は忙しくて時間が取れないと思っている方も、泡で出るムースタイプの洗顔料を使用するなどの、時間を短縮するための工夫を行い、丁寧に洗顔しましょう。

夜の洗顔

夜の洗顔は、お風呂に入っているときに行うことがおすすめです。

お風呂のなかでは、メイクを落としたり髪の毛を洗ったりしますよね。

そのタイミングで洗顔を行えば、効率よく顔を含めた全身を洗えます。

ただし、髪の毛を洗う前に顔を洗うと、顔についたシャンプーやリンスがそのまま肌に残り、肌荒れにつながってしまいます。

そのため、顔以外の全身を洗ってから洗顔を行いましょう。

間違った洗顔方法

間違った方法で洗顔を続けていると、乾燥や肌荒れなどの肌トラブルを引き起こしてしまうことがあります。

自分では正しい洗顔方法だと思っていても、実は間違っていたということも考えられます。

そのため、以下の項目を確認し、当てはまるものがある場合は意識的に改善していきましょう。

ぬるま湯のみで洗っている

洗顔料を使用せずに、ぬるま湯のみで顔を洗うことは避けましょう。

なぜなら、ぬるま湯だけでは肌に付着した汚れや皮脂を落としきれないためです。

汚れや皮脂が肌に残っている状態で放置していると、どんどん蓄積されていき、その結果くすみや肌トラブルなどの原因になります。

そこで、洗顔料を使用すれば洗浄力が高くなるので、これらの汚れや皮脂をすっきりと落とすことができます。

そのため、洗顔時はぬるま湯だけではなく洗顔料を使用して丁寧に洗いましょう。

しっかりと泡立てずに洗顔している

洗顔料を十分に泡立てずに少ない量の泡で顔を洗うと、肌の上で摩擦が生じて負担がかかってしまいます。

これは、泡の量が少ないことで、顔を洗うときに手が肌に直接触れてしまうためです。

また、泡の量が少ないと泡自体がつぶれやすい状態になるため、汚れを吸着する力も弱まります。

さらに、泡の量が多ければ、すすいだときにすぐに泡を洗い流せますが、泡の量が少ないとすすいでも顔に泡が残ってしまうことがあるので、すすぎ残しの原因につながります。

肌に負担をかけずに、しっかりと汚れや泡を洗い流すために、洗顔を行う前に洗顔料を泡立てて、その泡で優しく顔を洗いましょう。

シャワーを顔に直接当てている

洗顔を行うときは、ぬるま湯で顔を優しく洗い流すことが大切です。

あくまでも優しく洗うことが重要であるため、シャワーを顔に直接当てることは避けましょう。

シャワーは水圧が強いため、顔に当てると肌が傷み、その結果、乾燥やたるみが引き起こされてしまいます。

また、水圧が強いことによって、必要な皮脂まで洗い流してしまう可能性もあります。

洗顔により肌が傷んでしまうことを防ぐために、シャワーではなくぬるま湯を手にすくって顔につけるようなイメージで洗い流しましょう。

正しい洗顔を行う重要性

年齢を重ねることで、肌が生まれ変わる仕組みである「ターンオーバー」が遅くなってしまいます。

肌のターンオーバーは、基本的に一定の周期で繰り返されるものですが、年齢によりこの周期が乱れ、その結果、乾燥やしみなどの肌トラブルが起こる可能性があります。

ただし、ターンオーバーのサイクルが乱れる原因は、年齢だけではありません。

実は、間違った洗顔が原因でこのサイクルが乱れることもあるため、正しい洗顔を行うことも重要です。

基本的に、古い皮膚には自然にはがれるものと残るものがあり、間違った洗顔を行った結果、肌に汚れや角質が残っている場合は、本来はがれるべき皮膚もはがれません。

そのため、水分の少なくなった皮膚が残りつづけてしまい、乾燥につながるのです。

また、ターンオーバーのサイクルが乱れると、ニキビや肌荒れなども引き起こされやすくなります。

このように、間違った洗顔を行いつづけることで、さまざまな肌トラブルが発生してしまう可能性があるため、正しい洗顔を行いましょう。

スキンケア用品

洗顔料の種類

洗顔料を使用して顔を洗うことで、汚れや皮脂をきれいに落とせます。なお、洗顔料とひと口にいってもさまざまなタイプのものがあります。

ここからは、洗顔料の種類や特徴を紹介するので、ぜひ参考にしてください。

クリームタイプ

クリームタイプの洗顔料には、少量でも泡立ちやすいという特徴があります。

この洗顔料は、「敏感肌用」「さっぱりタイプ」「しっとりタイプ」など、種類が豊富であるため、自分の肌に合った種類のものを選べます。

また、クリームタイプの洗顔料は洗浄力も強いので、混合肌の方やしっかりと汚れを落としたいとお考えの方に特におすすめです。

泡タイプ

泡タイプの洗顔料とは、ワンプッシュで泡が出てくるタイプの洗顔料のことです。

このタイプの洗顔料を使用することで、泡立てる手間をかけずに洗顔を行えます。

また、泡タイプの洗顔料には、ポンプを押すと泡が出てくる「ポンプタイプ」や、ボタンを押すとガスの圧力によって泡が噴き出す「エアゾールタイプ」のものがあります。

どちらのタイプであっても、きめ細かい泡が出てくるため、肌をこすらずに洗顔することが可能です。

さらに、泡タイプの洗顔料のなかには炭酸泡タイプのものもあり、炭酸泡が毛穴の奥まで入り込んで、しっかりと汚れを吸着します。

そのため、毛穴の汚れに悩んでいる方にもおすすめです。

ジェルタイプ

ジェルタイプの洗顔料の大きな特徴は、ほかの洗顔料よりも水分量が多く、比較的さっぱりとした洗い上がりであるという点です。

また、泡立てて使用するものと泡立てずに使用するものがあります。

泡立てるタイプのものはさっぱりとした洗い上がりですが、泡立てないタイプのものはしっとりとした洗い上がりであるため、肌の乾燥に悩んでいる方にも向いています。

固形タイプ

固形タイプの洗顔料とは固形石鹸のことで、天然油脂とアルカリで作られています。

洗浄力が強く、顔を洗う回数や洗顔方法によっては、必要な皮脂まで落としてしまう可能性があるため、乾燥肌の方にはあまり向いていません。

パウダータイプ

パウダータイプの洗顔料には酵素が含まれているものが多く、古い皮脂や肌のざらつきを溶かしてくれる効果があります。

また、毛穴の黒ずみや汚れ、また角栓も除去してくれるため、これらのお悩みを抱えている方に特におすすめです。

このタイプの洗顔料のなかには、週に1~3回程度の使用を推奨しているものもあるため、実際に使う前に適切な使用頻度を確認しておきましょう。 自分の肌質に合った洗顔料の選び方

 

ここまで、洗顔料の種類やそれぞれの特徴を説明してきましたが、肌質によっておすすめできる洗顔料は異なります。

肌に合わない洗顔料を使用すると、思わぬ肌トラブルが引き起こされる可能性があります。

そのため、以下を参考にし、自分の肌質に合った洗顔料を使用しましょう。

乾燥肌の場合

乾燥肌の方には、ジェルタイプの洗顔料が合います。

肌が乾燥していると、肌を保護する役割を持つバリア機能が低下してしまい、その結果、肌の乾燥につながります。

そのため、肌の乾燥を防ぐような洗顔料を使用しましょう。

ジェルタイプの洗顔料には、泡立てるタイプのものと泡立てないタイプのものがあり、泡立てないで使用する洗顔料は、しっとりとした洗い上がりが特徴です。

洗い上がりがしっとりとしていることで、肌の乾燥を防ぐ効果が期待できます。

また、乾燥肌の方は、洗顔により必要な皮脂まで取れてしまうことを防ぐために、弱酸性の洗顔料を選ぶこともおすすめです。

関連記事>>乾燥肌を予防する体の正しい保湿ケア+マストアイテム

脂性肌の場合

脂性肌の方は、洗浄力の高いクリームタイプの洗顔料を使用するとよいでしょう。

なぜなら、脂性肌の方は皮脂や水分が多く、汚れが肌に付着しやすいことから、しっかりと洗浄できるタイプの洗顔料が合うためです。

特に、クリームタイプの洗顔料のなかでも、洗い上がりがさっぱりとしているタイプのものがおすすめです。

また、洗浄力の弱い洗顔料で汚れをしっかりと落とそうとすると、その分時間がかかり、皮膚の保湿成分まで洗い流してしまう可能性があります。

そのため、できるだけ洗浄力の高い洗顔料を使用して短時間で顔を洗いましょう。

混合肌の場合

混合肌の方には、クリームタイプやジェルタイプの洗顔料が向いています。混合肌とは、皮脂が多く水分が少ない肌のことです。

そのため、適度な洗浄力があり、保湿成分がしっかりと含まれている洗顔料を使用し、皮脂を落としつつも水分を保つことが大切です。

また、混合肌の方は多くの皮脂が分泌されることで、おでこや鼻筋などのTゾーンを中心に、ニキビができやすいという特徴があります。

ニキビにお悩みの方には、抗炎症成分が含まれている薬用洗顔料を使用することもおすすめです。

関連記事>>ニキビやあせもだけじゃない肌荒れの種類と対処法・予防法を徹底解説


洗顔後の肌に必要な保湿の手順や方法

洗顔を行ったあとは、しっかりと肌を保湿する必要があります。

ここからは、基本的な保湿の方法を紹介します。

手順①化粧水を浸透させる

洗顔を終えたら、コットンにつけた化粧水を顔全体に浸透させましょう。 化粧水には肌にうるおいを与える効果や、肌のキメを整える効果があります。

ただし、一度に浸透させられる化粧水の量は限られているため、適量を肌に浸透させることが大切です。

化粧水をより浸透させたい場合

化粧水を肌の深くまで浸透させるために、ブースターや蒸しタオルを使用することもおすすめです。

ブースターとは、化粧水を浸透させる前につける導入美容液のことです。

ブースターをつけることで、化粧水などの基礎化粧品の浸透を助けるため、化粧水の馴染みが悪いときは取り入れてみましょう。 

また、蒸しタオルも、基礎化粧品の浸透力を高めるために役立つアイテムです。

蒸しタオルで顔を包み込むと、蒸気により肌が柔らかくなり、化粧水がより浸透しやすくなります。

関連記事>>正しい保湿の方法とは?保湿ケアの基本と肌のうるおいを保つための注意点

手順②乳液を馴染ませる

化粧水を肌に馴染ませたら、同じように乳液を浸透させていきます。

乳液には、化粧水の蒸発を防いで肌をなめらかに整える役割があります。

もし、乳液を塗っても油分が足りずに肌が乾燥してしまう場合は、乳液を塗ったあとにクリームを使用することで、化粧水の蒸発を防げるでしょう。

また、乳液の代用としてクリームを使うこともおすすめです。

保湿以外のケアも行いたい場合

肌を保湿するだけではなく、美白ケアやエイジングケアも行いたいのであれば、美容液やフェイスマスクをスキンケアの工程に取り入れることもおすすめです。

美容液やフェイスマスクを選ぶときは、どのようなケアを重点的に行いたいのかということを明確にし、目的に合ったアイテムを選ぶことで、より肌に必要なケアを行えます。

また、基本的には美容液は化粧水のあと、フェイスマスクは化粧水の前に使います。

関連記事>>気になる顔の保湿について 適切な保湿の方法と注意点

肌のうるおいを保つためには正しい洗顔と保湿を行う必要がある

いかがでしたでしょうか? 肌のうるおいを保つためには、正しい洗顔を行うことが大切です。

まずは洗顔を行う前に手を洗い、ぬるま湯で顔を濡らしましょう。 そして、洗顔料をしっかりと泡立てて優しく洗い、顔の皮脂や汚れを落としていきます。

また、洗顔後は肌が乾燥するため、保湿も欠かせません。

正しい洗顔と正しい保湿を行い、肌のうるおいをキープしましょう。

QVCでは、お肌のつや、ハリを取り戻したい!という方へ向け テレビショッピング・ネットショッピングにて幅広いビューティー商品をご紹介しております。

お客様に寄り添った商品年間約23,000点紹介しております。

洗顔・クレンジング商品の通販ならQVCにお任せください!

BeautyRanking