年を重ねると気になるのがお肌のシミ。
「30代をむかえた途端、徐々にシミができ始めてしまった」
「メイクをしてもシミが気になってしかたない」
と悩んでいる方はかなり多いのではないでしょうか?お肌にできてしまったシミは、普段のメイクをちょっと変えるだけで隠したり、目立たせなくしたりすることができます。
その時、肝心なのがメイクの仕方。
一見同じに見えるシミですが、実際には色や大きさなどはシミごとに異なるため、シミの大きさや色に合わせてアイテムやメイク方法を使い分けることが大切です。
ここでは、シミを隠すためのメイク術を紹介します。
シミをメイクでカバーするために用意するアイテム
まずは、シミ隠しのためのアイテムを揃えましょう。
お馴染みのメイクアイテムであるファンデーションやチークも、シミ隠しに向いているものと向いていないものがあるので、使い方だけでなく選び方のポイントにも注意が必要です。
コンシーラー
コンシーラーはメイクアイテムの中でも、言わずと知れたシミ隠しに欠かせないアイテム。
コンシーラーにも、リキッドやスティック、ペンシルと色々な種類があります。その中でも、30代、40代のシミが気になるお肌には、できるだけ多くの色味のシミをカバーできるよう、パレットタイプのコンシーラーがおすすめです。
もちろん、リキッドタイプやペンシルタイプのコンシーラーでも問題ありませんが、色々な濃さ・大きさのシミに対応できる上、複数の色を混ぜ合わせて肌に合う色味を作れるパレットタイプの方が、30代以降の方には使い勝手が良いでしょう。
ファンデーション
ベースメイクの重要なアイテムでもあるファンデーション。
基本的には、肌の色味や肌質を基準として使いやすい種類のファンデーションを選んでいたかと思います。
しかし、シミ隠しに重点を置くのであれば、今までとちょっとファンデーション選びが変わります。
シミ隠しのファンデーション選びでまず、重視すべきなのがカバー力。
気になるシミを隠そうとして何度も何度もファンデーションを重ねてしまうと、厚塗りの原因になってしまいますし、化粧崩れも起きやすくなります。
ですので、サッと一塗りでシミが隠せるようなカバー力が高いファンデーションを選びましょう。
また、ファンデーション自体が粉っぽくないかどうかもポイント。粉っぽすぎるファンデーションには「厚塗り感」が出てしまいます。
ですので、リキッドやクリームタイプのファンデーションか、粉っぽさがないような肌になじむファンデーションがおすすめです。
関連記事>>化粧崩れ5つの原因を分析!原因別の防止法・お直しのコツも解説
フェイスパウダー
フェイスパウダーはベースメイクの仕上げとも言えるアイテムで、下地・ファンデーション・コンシーラーの後に使います。
色々な商品が展開されていますが、さらさらな質感とマットでふんわりとした仕上がりが特徴な粉状の「ルースパウダー」、落ち着いた質感でカバー力の高い固形の「プレストパウダー」の2種類に分けられます。
ルースパウダーかプレストパウダーかは好みに分かれるところなので、好みの仕上がりや使い勝手で選ぶ人が多いです。ただ、他のアイテムのカバー力が足りないなと感じるのであれば、プレストパウダーがおすすめです。
チーク
チークも使い方によってはシミを隠してくれるアイテムになります。
シミ隠しにぴったりなのが、クリームチークです。クリームチークはなめらかでつけやすく、自然な血色に仕上げることができるのが特徴。
シミの色味によっては、クリームチークの方が隠しやすい場合もありますし、リキッドタイプのファンデーションとクリームチークを混ぜた色味でシミをカバーする方法もあるので、何かとあると便利なアイテムです。
シミ隠しメイクで大切なことは「元の肌の色味に近づけること」
シミをメイクで隠す時、意識すべきなのはシミができた部分を元の肌の色味と違和感なくすることです。
そのため、アイテムを選ぶときに、自分の肌と同じような色を選んでしまう人が多いですが、実際はシミの上に乗せると若干色味が変わります。
ですので、アイテムを選ぶときは、色味の調節ができるものや、少し明るめの色味のアイテムを選ぶようにしましょう。
種類別!シミを隠すためのメイク術
一口にシミといっても色々なタイプがあるため、シミに合わせてメイクを変えていくのがシミ隠しには大切。
そこで、シミの大きさと色味別のメイク方法を解説します。
シミの大きさ別のメイク方法
広範囲にわたるシミを隠すメイク
大きめのシミを隠したいときは、肌の色に近いコンシーラーをシミの上に乗せます。
その後、肌とコンシーラーの境目をポンポンと馴染ませてシミを目立たなくします。この時、シミの上を馴染ませようとポンポンと叩くのは禁物。
お肌に乗せたコンシーラーが薄くなってしまうので、シミが目立つようになってしまいます。
そばかすのような小さなシミを目立たせないメイク
シミの中には細かくて小さいものやそばかすのようなシミもあります。こういった「細かいけれどたくさんあるシミ」を目立たなくさせるためには、コンシーラーを線状に伸ばし、線の上から叩き込むように馴染ませましょう。
お肌に馴染ませるときに、下地クリームのように顔の中心から耳の方に向けて引っ張るように馴染ませてしまうとよれの原因になります。
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シミの色別メイク方法
茶色いシミ(ソバカス)を隠すメイク
茶色いシミができてしまった場合は、淡いピンク系のコンシーラーかベージュ系のコンシーラーが効果的です。
淡いピンク系のコンシーラーあるいはベージュ系のコンシーラーをシミの上に乗せたとき、元の肌の色と同じ色味になるのがベストな状態です。
ですので、単色のコンシーラーでも問題はありませんが、濃い色味から薄い色味まで用意されているコンシーラーの方がおすすめです。
炎症後の色素沈殿による赤い跡を消すためのメイク
赤くなってしまっているシミを消すには、黄色系のコンシーラーを使用します。こちらも単色でも問題ありませんが、理想的なのはシミの上にコンシーラーを乗せたとき元の肌と同じ色味になることです。
ですので、茶色のシミをカバーする時と同じように、黄色系統のいくつかの色味を混ぜて、肌に近い色でカバーすることが大切です。
関連記事>>肌荒れの起こりやすい場所・部位とそれぞれの対処法について
コンシーラーを使う順番
コンシーラーを使ってシミを隠すときに重要なのが、コンシーラーを使うタイミング。実は、コンシーラーの種類によって使う順番は大きく異なります。
コンシーラーの種類は主に5種類です。
- スティックタイプ
- リキッドタイプ
- クリームタイプ
- パレットタイプ
- ペンシルタイプ
基本的に化粧はテクスチャーが柔らかい物から順に、固いテクスチャーのアイテム、粉状のアイテム、という順番で使っていきます。
ですので、ファンデーションよりも柔らかいコンシーラーの場合はファンデーションの前、硬めのコンシーラーの場合はファンデーションの後に使います。
例えば、リキッドファンデーションとスティックタイプのコンシーラーを組み合わせる場合は、スティックタイプのコンシーラーを後に使います。コンシーラーとファンデーションの硬さが同じくらいの場合は、基本的にファンデーションを乗せてからコンシーラーを使います。
コンシーラーを使わずにシミを隠す方法
コンシーラーを使うとどうしても厚塗りになる、メイク直しが面倒なのでコンシーラーを使いたくないと考えている人もいるかと思います。
そこで、カバー力がかなり高いファンデーションとフェイスパウダー、チークを使ったシミ隠しメイクをご紹介します。
ファンデーションはカバー力が高いものを
できるだけ厚塗りにならないよう、コンシーラーなしでシミを隠すのであれば、ファンデーションはかなりカバー力が高いものを選びましょう。
関連記事>>化粧崩れを防止するための5つのアイテムと朝に実践したい8つのコツ
薄いシミを隠すためのメイク
薄いシミを隠すには、リキッドタイプのファンデーションと赤いクリームチークを使います。2色を混ぜ合わせて、シミがある部分にトントン塗っていきます。混ぜ合わせたものがお肌に馴染めば完成です。
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濃いシミを隠すためのメイク
濃いシミを隠すには、まず顔全体にファンデーションを塗ります。その上からフェイスパウダーを乗せましょう。
この時、フェイスパウダーは粉状になっているルースパウダーがおすすめです。ルースパウダーを乗せたら、指にリキッドタイプのファンデーションを取って、シミが気になる部分に重ねて馴染んだら、もう一度ルースパウダーでカバーします。
ミルフィーユのように薄く重ね付けすることで、厚塗り感を出さずに気になるシミを目立たなくさせることができます。
まとめ:メイクでシミは隠せる
30代、40代になると気になるお肌のシミですが、やり方さえ正しければお肌のシミはメイクで隠すことができます。
シミを隠すためには、コンシーラーやファンデーション、フェイスパウダーやチークなどのアイテムが必要ですが、それぞれ使い方だけでなく選び方も重要です。
コンシーラーは比較的いろいろな色を混ぜてお肌に近い色味が作れるパレットタイプ、ファンデーションは粉っぽくないカバー力高めのものがおすすめです。
また、正しいやり方でメイクができていないと、せっかく隠そうとしたのにかえって目立ってしまうこともあります。
「なかなかシミが隠れない」「年齢とともにできたシミが気になる」という方は、ぜひ今回のメイク方法でチャレンジしてみてください。
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