<トークイベント:畑野ひろ子さん/押切もえさん>
40代からの「内側と外側から輝く」美肌・美髪ケア秘訣
畑野ひろ子さん流、内側から輝くためのライフスタイル
45歳を過ぎたあたりから、お肌の悩みに加えて、体のメンテナンスもすごく気になるようになりました。もともと運動はしていたのですが、さらに今は自分の体に合う運動を取り入れています。20代の頃はランニングやウェイトトレーニングを主にやっていました。でも40代後半になった今、老後を見据えてピラティスでインナーを鍛えて姿勢を保つこと、あとは足裏が刺激される運動をたくさん取り入れるようになりました。
私自身もホルモンのバランスが崩れ始めて、更年期の症状もきっとこれから出始める時期。これから女性として骨密度や骨も意識しなければいけない年齢になった時に、ウォーキングなど足の裏に刺激がある運動がすごくいいと聞き、それを今頑張って取り入れているところです。
畑野ひろ子さん流、美肌キープの食生活&スキンケア
食事は一応昔から気にしていましたが、モデルという職業上、10代・20代の頃は、とにかく体型を細く保つということをすごく重視していました。30代で夫と結婚してからは、無理のない程度に体を温めるような食事や、タンパク質をしっかり摂ること、食事のバランスをとにかく重視しています。
スキンケアに関しては、メイクさんたちの情報も参考にしながら、良いと言われたものはどんどん試すようにしています。美顔器など、新しいアイテムはどんどん取り入れていきたいなと。
あと私は乾燥肌なので、やっぱり保湿が一番かなと思っています。保湿重視で、あとは摩擦などに気をつけたりとか、あとは表情筋をできるだけ動かしたりとか。顔もこわばってきがちなので、トレーニングとまでいかなくても「ながら」でできる顔の運動は取り入れるようにしています。
畑野ひろ子さん流40代からのセルフケア
インプット&思考のデトックス
子育てをしていると、たまにイライラしちゃうことも。でも、できるだけ「色々なことを引きずらない」ということを心がけています。嫌なことがあっても「はい、もうここで終わり!」と気持ちを切り替える。あと、私は人と話すのが大好きなので色々な人との会話を楽しんでいます。出会った方といっぱい会話をすることで、何か感じるものがあったり、情報を得ることもできたり。そういうインプットも大切にするようにしています。
たまに愚痴をいうこともあります。話すと意外とスッキリするし、うまく吐き出すこともすごく大事。体の中の毒素を流すイメージで、悪いものはできるだけ洗い流す、みたいな。心の持ちようだけでも、だいぶ気分がラクになると思っています。
運動
次に、運動。大きな目標は立てないのですが、小さな目標を少しずつ立てています。今日は1万歩頑張って歩こうとか、自分だけの目標を立てていく。ヘルスケアアプリをうまく使いながら「見える化」して、達成できたときの達成感…「出来た!」という気持ちだけで、自分自身にご褒美をあげられる。そういう気持ちが一番大切なのかなと思うようになりました。
体がちょっと楽になったり、周りから姿勢を褒められたり…特に人に認めてもらえるということは、すごく大きな活力になります。
年齢もそうですが、その時その時で自分の体調が違ってくる。ピラティスを続けている中で知った情報をもとに、ウォーキングを追加したり、ほぐしのトレーニングを追加したりしました。情報が入ってきたタイミングが、自分が始めるタイミングだと感じることがあります。だから、何でも気になったことは取り入れるようにしています。
睡眠&温活
睡眠は時間というよりできるだけ質を高める方向で、良質な睡眠をとるように心がけています。そんなに難しいことではなく、例えば夕方以降はカフェインを摂らないとか。あとはゆっくり湯船に浸って体を温める。朝は白湯からスタートして、夜寝る前も白湯で終わるようにしています。体が温まってくると緊張が緩むというか、筋肉も緩んできて気持ちもふわーっと緩む感覚があるので、そのまま布団の中に入ります。
あとは、自分なりに幸せを見つける、楽しさを見つけるということがすごく大事だなと実感しています。
押切もえさん流、食事で叶えるインナービューティー
私も体を温める食事は実践しています。若い頃は朝から果物を食べるのが一番良いと思っていたのですが、産後ぐらいに実は自分の体質に合っていなかったことが分かりました。肩こりになったり生理不順になったりして…中医学の先生や漢方に詳しい方、鍼の先生などに相談したら、朝何を食べているか聞かれて、果物と答えたら「それは間違っているからすぐお粥に変えなさい」と言われました。それからは、お出汁やお味噌汁などの温かいものをいただいています。
暑い日でも、冷たい飲み物よりは温かい飲み物。もちろん冷たいものを飲むこともあるのですが、朝一番はまずはちょっと温める。今は、朝、お出汁を一番最初に飲むようにしています。
食事はやっぱり大切。口にするときに「幸せだな、美味しいな、すごく綺麗だな」と思うことは、とても脳に良い気がします。外側から何かケアするだけじゃなくて、その時々のキラキラした表情やときめきのようなものが、オーラというか、雰囲気や空気感といった内側からの美にもつながっていると思っています。時には忙しくて、残り物のような食事になることも…でも、食事を含めて「できるだけ楽しむ」ことを大切にしています。
押切もえさん流、ヘアケアとツヤ髪の秘訣
髪は少し前にミディアムに切りましたが、年齢とともにうねりが出てきています。あと、こんなに乾燥するんだというくらい乾燥して広がったり…。湿気がすごかったときは朝から落ち込むこともあったのですが、やっぱりヘアケアすると気分がいいので、洗い方と乾かし方に重点を置いてケアしています。
洗い方は、今まではなんとなくシャワーからお湯を出して、すぐシャンプーを泡立ててつけていたのですが、今は湯シャンから。まずはお湯を頭皮や髪にしっかり巡らせる。シャンプーはしっかり泡立てて、ふわふわの泡で全体をジグザグしながら洗う。美容師さんになったつもりで、汚れは残ってないか意識しながら洗うのがすごく好きです。スッキリするし、洗い流した後も髪が軽い気がして乾かす時間も減りました。洗い方一つで全然違うんだなと思います。
私がおすすめしたいのは、夕方にシャンプーを済ませる「夕シャン」。うちは7歳と4歳の子供がいるのですが、夕ご飯の準備の時間からもう立ちっぱなしで動けない、片付けまで一息もつけない、みたいな感じで忙しくなってしまうので…忙しくなる前に髪を先に洗っちゃいます。ちょっとしたことですが、おすすめです。
押切もえさん流、ルーティンのスキンケア
もう20年ぐらいやっているのは、肌を摩擦しない(こすらない)、乾かさないということ。基本的なことですが、紫外線を浴びすぎない。あとは保湿をしっかりする。シンプルですが、やっぱり大切なケアだと思います。私は日焼け止めを塗っても日焼けしやすい体質で、今年は本当に気をつけようと思って、日焼け止めの塗り直しをこまめにしたら結構大丈夫でした。紫外線対策は誰でもできる対策だし、手軽に取り入れられるエイジングケア※だと思っています。
※年齢に応じたケア
押切もえさん流40代からのセルフケア
運動
私も運動はすごく好きで、体を動かすとスッキリします。ちょっと悩んでいるとき、うまくいかないとき…自分と向き合うためにも体を動かすと「なんであんなことで悩んでたんだろう?」という気持ちになる。ポジティブになれるので、適度に運動するようにしています。
20代の頃はストイックで色々やっていましたが、今も継続しているのは体幹を鍛えるピラティス。あとはお尻がちょっとボリューム減ってきたから上げたいなとか、具体的に決めてケアをしています。
マインド
私は普段から自分に暗示をかけるように、前向きな言葉を使うようにしています。口がへの字になりそうなときも口角を上げてみる。運動していてきついなと思いそうなときも「これで体力がつく!」という明るい気持ちで「楽しい、気持ちいい」マインドを持つようにしています。
あとは何か楽しみを見つけますね。例えばどこかへ行くとき「服は何着ようかな」「こんなメイクしていこうかな」「あそこで絶対写真撮ろう」と色々想像も膨らむので、楽しみな予定を作っちゃいます。
子供の行事を楽しんだり、最近はぶどう狩りに行ったり。小さいことでも楽しんでいるとすごくハッピーでいられます。自分の機嫌は自分でとる、幸せは自分で決める。何でも表裏一体な部分もあるので、幸せに気づかないと全てが悪くも感じられることもあると思う。だから、ハッピーだと思うようにしています。
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Q&A
Q. 40代以降の体型の維持について
A. 畑野さん
汁物から食べる。あとはお水をたくさん飲む。とにかく体から悪いものを流す、排出することがすごく大事だなと思っています。あとは腸活として発酵食品を摂る。腸をきれいにしておくとむくみもだいぶ違うので、そこを意識するというのも一つの手かなと思います。温まるしお味噌で麹が摂れるので、うちでは毎朝できるだけお味噌汁を飲むようにしています。お味噌汁の中に具材としてお野菜をたっぷり入れたり、わかめやアオサなどの海藻類を入れたりするとお腹に満足感が得られるので、食べ過ぎを防げるんじゃないかなと。お水は2リットル飲んでいて、お水に限らずできるだけ水分をこまめにとっています。
A. 押切さん
食べ物は、タンパク質を意識して摂っています。タンパク質をげんこつ1個分とか手のひら1枚分摂らないといけないとなると、かなりの量になる。だから家で料理を作ったときなどはおかずを多めにして、摂れるときに意識して摂っています。私は、タンパク質をきちんと摂ると自然と糖質のものが減ります。豚肉など、お肉の脂を落としたものもおすすめです。
Q. ヘアケア方法、うねる髪やくせ毛の外出先でのケアを教えてください
A. 畑野さん
私はいつもちょっと短い髪。直毛なので、巻くと取れやすいといった悩みはあります。乾燥すると多毛で広がりやすいので、できるだけ重めのオイルをつけます。ヘアメイクさんがどんなものを使っているかを見ながら色々試してみて、髪型によってオイル、ワックスを使い分けしています。
A. 押切さん
私もうねりが気になるので、気を付けているのは「きちんと洗ってきちんと乾かす」こと。あとはシャンプーをたまに見直したり、髪を巻くときはヘアアイロンの温度を少し低くしたり。美容師さんに聞いたのですが、髪を軽く矯正するのが人気らしいのでうねりが気になるのであれば部分的にかけるのもいいかもしれませんね。
外出先では、ちょっとスタイリング剤をつけるとか。ちょっと髪が乱れた時はツルツルになるコームで表面だけでもとかすようにしています。
Q. シワ・たるみ対策を教えてください
A. 畑野さん
乾燥するとどうしてもシワが目立ってしまうので、できるだけ保湿するようにしています。あと、ファンデーションはシワに入ってきて余計に目立ってしまうので、濃く塗らなくなりました。日焼け止めと下地を塗って、あとはコンシーラーで気になるところだけをちょっと隠して…といったベースにして、ちょっとツヤを出したり必ずチークを入れたり、といった感じでメイクしています。
A. 押切さん
私も疲れたり首や肩が凝っていたりするとフェイスラインがもたついてくるので、胸鎖乳突筋(首の左右の筋肉)のケアをしています。そこをほぐしたり、鎖骨に指を入れて揺らしたり、振ってみたり。首周りをケアしていると、フェイスラインが上がってきた、と感じる瞬間があるのでそういった方法もいいんじゃないかなと思います。