今日からできる「冷え」対策で、一年中快適にサポート!

今日からできる「冷え」対策で、一年中快適にサポート!

何かと忙しい現代女性の様々な体の不調。あなたが抱えるお悩みの、原因の一つとなっているのは「冷え」かもしれません!

今回は様々な不調のきっかけになりうる「冷え」を徹底的に対策。運動や生活習慣、食事の見直しなど、普段の生活の中からできる対策やケアについて、漢方医学の視点から医師・イシハラクリニック副院長の石原新菜先生に、アドバイスをいただきます。

この記事の監修者

医師・イシハラクリニック副院長、ヒポクラティック・サナトリウム副施設長、健康ソムリエ理事、ロングライフラボ理事、秋田栄養短期大学特任教授

石原 新菜(いしはら にいな)

運動はキライ、苦手!という方は多いですが、まずは一歩踏み出してみて。

冷え対策には運動!「歩く」からはじめよう。

「やらなくちゃいけないと思ってはいるけれど、運動はやりたくない」と皆さんおっしゃいます。そのお気持ちもよーくわかるのですが、ちょこっとでいいので、生活の中に上手に取り入れながらぜひやってみてください。

1日のうちに20~30分歩くのだけでもいいので、例えばお買い物の時などに車ではなく、歩いていく、などはどうでしょう?歩くときには、なるべく「歩く」ことに集中してみてくださいね。通勤時にも、可能であればスニーカーなどの歩きやすい靴で早めに歩くなどでもいいですね。

食事、食材ならば、コレがオススメ!

この季節、朝などに「白湯」を飲む方が多いと思うのですが、ぜひちょい足しで「生姜」を入れてほしいです!飲み物だけではなく、お鍋やお蕎麦、うどん、みそ汁、なんにでも生姜をちょい足しする習慣をぜひ取り入れてください。それだけでもきっと変化を感じて頂けると思いますよ!

生姜は、摂り過ぎをそれほど気にしなくても大丈夫だと言われている食材です。もちろん、胃腸の調子や体調を見ながら調節しつつ、熱くなって汗もでたりするので、ご自身のちょうどよい量を見つけつつ、お好みで入れてみてください。

食事、食材ならば、コレがオススメ!

お風呂はあったかい味方。

お風呂はどんなに忙しくても入ってくださいね。5分でも、たったの3分でも良いので湯船につかって欲しいです。それだけでも全然違いますよ、けっこう温まります。もしお時間に余裕があれば、理想はぷつぷつと汗が出てくるまで入ってほしいです。人によりますが、だいたいお湯温度が40度、41度くらいの湯船に、10分ほど入ると汗が出てくると思います。

うっすら汗がでているのは体温が1℃くらい上がっていて、その時に短い時間ですが免疫力が上がり、代謝も上がります。ストレスケアに良いと言われているヒートショックプロテイン(HSP)というのも出ますし、疲れも取れて、良い睡眠のサポートもしてくれる。気持ちのリフレッシュにもなりますし、お風呂はいいことづくめです。

サウナもおすすめ!

私はサウナが大好きなのですが、今日はみなさんにもぜひ、サウナのおすすめの入り方をご紹介しますね。まずは、湯船につかってしっかりと温まってからの方が良いですよ。そして、苦手でなければ一回水風呂に入ってみてください。でもご無理はなさらずに。一度水風呂を挟むと、サウナに入ったときに少し長く楽しめます。

サウナに入ったときのポイントはタオルです!水でタオルを濡らして、緩めに絞ってください。おすすめのタオルの巻き方があるのでぜひ取り入れてくださいね。頭も冷えて、鼻と口が潤って、視界も良好の巻き方です。サウナハットなどを持っていく方もいらっしゃいますが、私のこのタオル巻きを皆さんにご紹介したいです。写真もぜひご参考に!

①タオルを頭にかぶって後ろの両端を持ちます

①タオルを頭にかぶって後ろの両端を持ちます

②外側から折り込んで反対側へ引っ張ります

②外側から折り込んで反対側へ引っ張ります

③反対側も同じように引っ張ります

③反対側も同じように引っ張ります

④交互に上から引っかければ完成!

④交互に上から引っかければ完成!

サウナ、慣れていない方は、一番上の段はとても熱いのでできるだけ下の段に座ってくださいね。温度が全然違います。また、何分と決めて我慢して入るよりも、最初のうちは熱いなと思ったらすぐに出ても大丈夫です。段々慣れてきます。

いわゆる「サウナー」の方は10分入って、水風呂につかって、外で休んで、またサウナに入る、というのを繰り返したりしますが、最初のうちは我慢しないで、インターバルをとりつつ、無理をせず「自分が心地よい」と思う入り方をしてくださいね。水風呂が苦手な方はぬるめのシャワーをあびるのでも良いですよ。ご自身のペースではじめてください。そのうち水風呂に飛び込みたくなると思いますよ。笑

サウナが苦手な方は、岩盤浴でもいいですよ。サウナより優しい暑さに最初は感じますが、ゆったり入っていると汗もたくさん出てきます。じわーっと温かくなる岩盤浴、ぜひ体験してみてください。

石原先生の、冷え対策!おすすめアイテム

腹巻やレッグウォーマーなどはもちろんですが、私は貼るカイロを活用することが多いですね。あったまりますよ!例えば飲み過ぎてしまって胃が痛いとか、おなかの調子が気になるときは、腹巻の上に小さいカイロを貼っています。温熱効果により、日々のコンディションを整えるサポートになると思いますよ。

私は、下腹部の上あたりや腹巻の腰のあたり、また肩甲骨の付け根や首の後ろの中央あたりに貼っています。あまり皮膚の近くになりすぎないようにパジャマの上から貼って、リラックスタイムを楽しんでいます。

あとは、自分が寝ているお布団の足元にカイロをはっているという患者さんもいらっしゃいました。それ以外では、椅子のお尻や腰の部分に貼って、間接的に温めるという方も。みなさん、様々な工夫でカイロをお使いになっているなと思いました。

湯たんぽもいいですね。最近は充電式のものもありますし、おすすめです。レンジであたためて、目や肩に乗せるホカホカアイテムもいいですね。耳を温めるのもリラックスできますよ。

最近の私のお気に入りは、保温効果のある素材を使った靴下です。足がホカホカになると幸せですよね。その他には、白湯を飲むときに便利なマグカップも使っています。熱湯を入れると短時間で白湯として飲むのに適温になって、長時間適温をキープしてくれます。せっかちな方や、忙しい方には嬉しいですよね。

いま挙げたもの以外にも便利な保温グッズがたくさんあるので、自分にぴったりのものを探すのも楽しいと思います。楽しみを見つけながら、ご自身に合う方法で冷え対策をしてみてください。

石原先生から皆さまへ「熱い」メッセージ!

女性は季節を問わず、常に冷えている方が多いので「あっつい!」と思っているくらいがちょうどいい状態だと思ってください。笑。メイクが崩れたりするので汗をかくのを嫌がる人もいますが、冬でもどんどん汗をかいてください。

「頭寒足熱」で上は涼しげに、下半身はあたためて。寒い時期でも汗ばむような、アツい女性を目指して冷えを吹き飛ばしましょう!

※専門家の見解であり効果を保証するものではありません
※QVCジャパンがインタビューした内容をまとめたコラムです

#冷え対策 #生姜 #サウナ #保温グッズ