解消すればイイことばかり!
「冷え」による不調を徹底対策。
厳しい寒さも本格化する12月。お仕事やプライベートなどで何かと忙しいこの時期は体調も崩しがちに。
冬の不調でやはり気になるのはやはり「冷え」!冬じゃなくても冷え性に悩んでいる方は多いと思いますが、女性にとっては特にケアが大切な季節。様々な不調のきっかけになりうる「冷え」にどのように向き合い、ケアをしていけば良いのでしょうか。
今回、生活習慣を改めて見直しながら、身近なことからできることを、医師・イシハラクリニック副院長の石原新菜先生と一緒に考えていきましょう。
この記事の監修者
冷えやすい方のNG行動をチェックしてみよう!
1:水分をとりすぎていませんか?
美容健康にはとにかく水分!と思い込んで、過剰に水分を摂取していませんか?必要な水分は人によって適量が違います。座りっぱなし、運動もしない、お風呂にもつからないような生活で、頑張って2リットル、3リットル、ひたすらお水を飲むのは水分のとりすぎにつながります。余分な水分がすべて尿で出るのであればいいですが、出なければただの「むくみ」になってしまいます。
「むくみ」は足などのわかりやすい場所だけではなく、目や、血液の中の水分量などいろいろな場所に溜まります。水は熱伝導率が高いので、身体に水が溜まっている状態というのはまるで濡れた洋服を着ているように、自分の抱えている水分で冷えている、ということになります。ですので、多く飲めばいいというわけではありません。
2:体を冷やす食材を食べていませんか?
美容や健康に良いから、という理由で、冬でも生野菜やサラダを食べすぎていませんか?もちろん野菜は体に必要ですが、とりすぎると冷えの原因につながります。バナナ、マンゴーなどの南国の果実も、カラダを冷やします。
その他、時間がないなどの理由で朝から菓子パンや甘いドリンクで済ませる方もいますが、栄養素が足りなかったり、鉄分不足だったりするのも冷えにつながります。人間の体はエネルギーが作られるときに熱が発生します。代謝に必要なビタミン、ミネラル類も足りていないと、食べたものからエネルギーを作ることができずに、結果的に冷えの原因になるんですね。
3:ゆったりと、自分をケアする時間をとれていないかも?
現代女性はとにかく忙しくてストレスがいっぱい。ゆっくりと湯船につからない、睡眠時間が短い、運動でリフレッシュしない、なども冷えにつながる原因。自分をケアする時間を作ることも冷え対策に大切です!
4:その服装、「頭寒足熱」を意識していますか?
肌を出しすぎないように服装にも気を付けてくださいね。特に下半身を冷やさないことが大事です。上半身は脱ぎ着しやすく、体温調整のできるような服装を。下半身は足首やお腹などが冷えないように、腹巻やレッグウォーマーなどのアイテムを活用して冷やさないように心がけてください。
お出かけの時だけではなく室内にいる時でも腹巻はオススメ。私も毎日、夏でも冬でも腹巻をしていますよ。なるべく避けてほしいのは、ギューッと締め付けるような下着や服装。短時間ならいいのですが一日中ハイヒールなどを履くのも血行のことを考えるとオススメできません。
そもそも、私って冷えているの?それ、簡単にチェックできますよ!
1:自分の平熱をご存じですか?
意外と知らない方が多いのが、健康な時の自分の体温。現代の女性は低体温気味の方が多いですね。体温は一日の中でも変化して、午後は高くなったり、夜は下がってきたりするので、できるだけ毎朝決まった時間に測ってください。
理想を言えば、午前10時くらいに測ったときに、36.5度くらいあってほしいなと思います。そこまでではなくても、36度台はキープしてほしいですね。
体温が高く出ても脚が冷たかったら、それは見かけの体温。足の先を触って冷えているなと思ったら、身体が冷えています。冷えとのぼせの関係で、足が冷えていても脇の下で測ると、結果として体温が高く出る方もいるので、足の冷えを意識してください。
2:肩こり、頭痛、腰痛、生理痛などのコリ、痛み、冷えから来ているかも?
冷えにより血行が悪くなってくると、身体の様々な部分にコリや痛みなどの不調が現れます。病院に行くほどではないけれど、なんとなくそういった不調を感じる場合は、冷えているかもしれません。
3:眠れない、疲れやすい、気持ちが落ち込みやすい。これも冷えと関係が?
手足が冷たくて眠れない方、寝つきが悪い方、途中で目が覚めてしまうなどで睡眠不足な方も、冷えているかもしれません。
寝ている間に足がつる方も、冷えから来ている可能性があります。寝るときにレッグウォーマーなどを活用して冷えを防ぐのも良いですよ。
先ほどの「冷えやすい方のNG行動」を無意識でやってしまっている方は、ここで挙げた症状以外にも、日常で様々な不調が出てきているかもしれません。
まずは毎日の行動を見直し、できることから整えていくことが、冷え解消への第一歩です。
※専門家の見解であり効果を保証するものではありません
※QVCジャパンがインタビューした内容をまとめたコラムです
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