夏を頑張ったあなたへ!
秋からも美しく元気でいるために その2

夏を頑張ったあなたへ!秋からも美しく元気でいるために その2

例年よりも、暑さのはじまりを早く感じた今年の夏。毎日の生活はもちろん、家族の行事やレジャーなどイベントも豊富な季節が過ぎ、日常の落ち着きを取り戻してくるこの9月。長い夏を思い切り楽しんだ、なんとか乗り越えた!でもなんだかヘトヘト?そんな皆さまが、秋からもイキイキと過ごしていくためには、どんなことを心がけて過ごせば良いのでしょうか?いつでもハツラツとした笑顔で私たちに元気をくれる石原新菜先生に、今月もアドバイスをいただきます。

この記事の監修者

医師・イシハラクリニック副院長、ヒポクラティック・サナトリウム副施設長、健康ソムリエ理事、ロングライフラボ理事、秋田栄養短期大客員教授

石原 新菜(いしはら にいな)

季節の変わり目はライフスタイルのバランスも崩れがち。こんな時こそ自分を大切に、季節の味覚や趣味なども楽しみながらケアをしていきましょう。

秋からも元気でいるために

日本の夏には「お盆」がありますよね。疲れた夏にしっかり休むための期間でもあるのだなと、改めて思います。特に今年は暑くなるのが早かったので、例年よりも疲れを早く自覚した方もいらっしゃるのではないでしょうか。秋から気になるカラダのお悩みは、自律神経の乱れから来ている方が多いですね。夏の間の食生活の乱れが続いて、胃腸の調子が悪くなり、むくみ、眠れないなどが長く続いて、疲れ切ってしまって、秋ごろに不調がどっと出てくる方も。生活のリズムが乱れて疲れがたまってしまい、気持ちもネガティブになる方もいらっしゃいます。カラダが疲れていたら、元気でパワフル!というわけには、なかなかいかないですよね。

この時期も「ご自愛タイム」を忘れずに

9月もまだまだ、昼間などは暑さが続きます。この時期のケアについて、更年期でお悩みの方にも良くお話するのですが、とにかく自分を大切にする「ご自愛タイム」を作って欲しいということ。

好きなアロマを楽しむ、音楽を聴く、読書をする、どんなことでも良いですが、自分を大切にする時間を意識してください。

夏も暑くなり始めたころは色々楽しみがあってワクワクするのですが、あまりにも暑さが長く続くと、カラダだけでなく気持ちも疲れてきてしまいますよね。とは言えこればかりは仕方がないので、健康に過ごすための土台、基礎を普段から固めて、備えておくのを意識することが大切です。

筋肉も骨も夏の間に弱ってしまう?

暑い季節は外で運動したり、お出かけをすること自体が危険だったりするので、自然と運動不足になったまま9月を迎えた方も多いと思います。とは言えまだまだ暑さが残る時期。そんな時は、エアコンの効いた快適な家の中で、短時間で出来る運動を気がついた時にでもマメに行うのが良いと思います。体力をキープするためにはとにかく運動!筋肉も骨も、ちょっとでも良いので刺激を与えて日常的に動かしましょう。

筋肉も骨も夏の間に弱ってしまう?

夏痩せ?それ、筋肉が落ちただけかも

食欲がわかなくて栄養をきちんととれないまま過ごしてしまった方は多いのでは?毎日そうめんばかりで、タンパク質不足になった方も多いと思います。なんだか痩せた、細くなったかも?と思う方もいらっしゃると思いますが、それは筋肉が落ちただけかもしれません。そこからグルメの秋を迎えて美味しいものを食べ始めると、筋肉が減ったままで脂肪を蓄え始める。すると代謝が下がって太りやすい体になってしまいます。まだまだ暑くて食欲のない時があるかもしれませんが、お魚、たまご、納豆など食べやすいものなどで、たんぱく質をしっかりととってくださいね。

胃腸のケアは?

腹巻は必須です。冷えはダメですよ。クーラーはつけていても良いので、温かいものを飲んで下さい。あとは甘酒、お味噌、おつけもの、ヨーグルトなどの発酵食品も良いですね。腸内環境を整えましょう。健やかなおなかでいるための、味方になってくれるはずです。

胃腸のケアは?

秋の味覚のオススメは?

きのこですね。ベータグルカン、ビタミンB群、ビタミンDなどがとれます。きのこはあんなに低カロリーなのに良い成分がいっぱい。あとは果物、野菜も美味しい季節。旬のものを楽しみながら、美味しく召し上がってください。

日本人が足りない栄養素

日本人はビタミンDの血中濃度が低めと言われています。あと、女性は鉄、カルシウム、食物繊維あたりを意識して下さい。鯖やサンマなどの青魚を食べると良いと思います。スーパーやコンビニでも手に入りやすい鯖缶なども便利で手軽ですね。

鯖缶は骨まで食べられるので、足りない成分を丸ごと摂取できます。玉ねぎのスライスや、キムチ、納豆、ブロッコリースプラウトなどと一緒に召し上がるのも良いですね。プラス一品で、火を使わなくても作れるヘルシーメニューにぜひ取り入れてみてください。

甘いものはほどほどに!

毎朝起きたときに、なぜだか疲れていると思ったら、寝る前に糖分を摂りすぎて「夜間低血糖」になっていた、という方も。甘いものもたまには良いと思いますが、寝る前のアイスやジュースなどはほどほどに。寝ている間の低血糖が不調の原因になっているかもしれません。ついつい食べてしまうアイス、ジュースは暑い時期から秋にかけては特に要注意ですね。

先生からの一言ポイント

気温や気圧、ダメージを受けやすい季節。振りまわされる幅を小さくするように、基礎を整えましょう。自然由来の物をバランス良く美味しく召し上がってください。そしてほどほどの運動と、お風呂、良質な睡眠を。好きな事をして自分をケアする「ご自愛タイム」を作ってくださいね。

※専門家の見解であり効果を保証するものではありません
※QVCジャパンがインタビューした内容をまとめたコラムです

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