Yusuke Takakura
Head of Content & Sales Strategy, and Broadcasting, Streaming Strategy & Partnership, CX Strategy
中途採用 入社12年
2つの業界を学べる魅力
CSB (Content & Sales Strategy, and Broadcasting, Streaming Strategy & Partnership, CX Strategy)の統括責任者をしています。CSBの業務は多岐にわたり、販売戦略、EC及び放送制作、放送運用、それに関わるコンテンツの考査、ストリーミング配信戦略、CX(カスタマーエクスペリエンス)戦略、出演者全体の管理など、これらを行う部門の統括責任者をしています。大学卒業後ITエンジニアとしてキャリアをスタートしました。その後、放送機材・システム設計の会社へ転職し、放送の世界に入ることになりました。放送局の設計や、自分で描いたデザインに必要な製品や機材を様々な国から調達し、図面に合わせて施工していくという仕事でキャリアを積み、2012年QVCジャパンへ入社しました。当時QVCジャパンは新社屋の建設予定と、新しい放送システムの運用設計を始めていた時期でしたので、放送局を一から作り上げ自分で描いた設計を具現化できる機会はこれからないかもしれない、と思い入社を決断しました。若い頃の私には小売と放送という全く異なる二つの業界を学べる機会にも魅力を感じました。2013年4月に新社屋での開局を果たし、管理者へ昇格しました。2015年にQVCフランス開局のために現地滞在し、6か月ほどかけてQVCフランスの構築を手がけた後(※注:2019年QVCフランスは閉局しました。)日本に戻り、放送エンジニア業務全体を統括するBE(Broadcast Engineering)の部門長に昇格しました。BEと現在のCSBの前身である部門の責任者を兼務したのち、今に至ります。
リーダーとして決めていること
リーダーとして決めていることの一つは、「やること」より「やらないこと」です。「やらないこと」をしっかりと決めて、それ以外はある意味フリーに考えていきます。本当に小さなことでも、日常の業務を平準して行っていくには、自分なりの「やらない」ルールを決めておくことが大事だと思います。 二つ目は、「集中しない」ということでしょうか。私は大学までずっとスポーツをやってきて、集中して出るパフォーマンスより、集中しない状態でどのくらい成績を伸ばせるかというのが実際の力であると考えます。試合でプラスが出るというのはアディショナル・おまけです。平常時どれくらいのパフォーマンスが出せるかということを意識して、気負わずに自然体のなかで自分の能力を信じるということです。 あとは手を付けたものは必ず何らかの形で完遂すると決めています。これはリーダーとしてというよりは、私自身の仕事への向き合い方ですね。やらないと決めればそこでやめるのもクローズですし、やると決めれば必ず最後までやるということもクローズです。何らかの形で、手を付けたものは必ずクローズします。100%を出せないときは潔く休む
ワークライフバランスを考えるうえで、自分を試合のスタメンだと考えると、100%ではないと感じるときは潔くスタメンから外れる、イコール休む、というのを決めています。部下にも同じことを言っていて、100%でない状態で現場に来るくらいなら、潔く試合に出ない。常に100%であれ、と伝えています。プライベートとのバランスに関しては、その時その時をしっかりと大事にするというのを心掛けています。家では家族との時間のために家族のことを一生懸命考えますし、職場では仕事のことだけを一生懸命考えます。それぞれを別物として切り分けて、目の前の時間のことだけを考えることが大切だと思っています。
3つのミッション
今後の私のミッションの一つ目は、会社の目標である、業界で一番になるという目標を絶対に達成すること。業界で一番になるという目標を掲げたのであれば、それ以外のことは考えない、というのを自分自身に課して、そしてメンバーたちにも伝えていきたいです。二つ目のミッションは、メンバーの育成です。部門で様々なプロフェッショナルが生まれてきている中、昔はその道一筋という考え方が尊重されましたが、自分のキャリアを振り返ると色々なことをさせて頂いたということもあり、キャリアは自分の興味と好奇心と集中力ということを掛け算していけば、いろんなことを覚えていけると思っていて、それが実現可能な会社を確立したいなと思っています。エンジニアであってもトップになれるし、セールスであってもエンジニアになれるみたいな、マルチタスクの人材を育成したいというのが二つ目の目標です。